胎内市議会 > 2008-12-16 >
12月16日-02号

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  1. 胎内市議会 2008-12-16
    12月16日-02号


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    最終取得日: 2021-09-22
    平成20年 12月 定例会(第4回)       平成20年第4回胎内市議会定例会会議録(第2号)〇議事日程平成20年12月16日(火曜日) 午前10時開議第 1 議会運営委員長報告第 2 一般質問                                           〇本日の会議に付した事件 議事日程に同じ                                           〇出席議員(25名)   1番   渡  辺     俊  君    2番   薄  田     智  君   3番   森  田  幸  衛  君    4番   松  浦  富 士 夫  君   5番   佐  藤  武  志  君    6番   高  橋  政  実  君   7番   佐  藤  秀  夫  君    8番   八  幡  行  雄  君   9番   桐  生  清 太 郎  君   10番   新  治  ひ で 子  君  11番   花  野  矢次兵衛  君   12番   小  野  康  男  君  13番   増  子     強  君   14番   富  樫     誠  君  15番   水  澤  寅  一  君   16番   菅  原  市  永  君  18番   小  林  兼  由  君   19番   赤  塚  タ  イ  君  20番   坂  上  秋  男  君   21番   渡  辺  宏  行  君  22番   松  井  恒  雄  君   23番   小  田  英  夫  君  24番   丸  山  孝  博  君   25番   須  貝     繁  君  26番   斎  藤     貢  君                                           〇欠席議員(1名)  17番   鈴  木  信  雄  君                                           〇説明のため出席した者     市     長   吉  田  和  夫  君     副  市  長   小  野  昭  治  君     副  市  長   丹  呉  秀  博  君     総 務 課 長   小  林  静  雄  君     総 合 政策課長   佐  藤  茂  雄  君     財 政 課 長   熊  倉  利  伸  君     税 務 課 長   須  貝  吉  雄  君     市 民 生活課長   藤  木  繁  一  君     健 康 福祉課長   坂  上  正  昭  君     農 林 水産課長   三  宅  政  一  君     地 域 整備課長   川  崎  裕  司  君     会 計 管 理 者   三  宅  秀  彰  君     観 光 課 長   天  木  秀  夫  君     上 下 水道課長   岩  川  一  文  君     黒 川 支 所 長   小  野  孝  平  君     農 委 事務局長   羽 田 野  英  治  君     教  育  長   小  野  達  也  君     学 校 教育課長   河  内  理  助  君     生 涯 学習課長   南        裕  君     代 表 監査委員   峯  岸  希  之  君                                           〇事務局職員出席者     議 会 事務局長   渡  辺     忍     係     長   池  田     渉     主     任   佐  藤  一  孝               午前10時00分  開 議 ○議長(斎藤貢君) おはようございます。これより第4回定例会を再開いたします。  現在の出席議員は25名であり、定足数に達しているので、会議は成立いたしました。  直ちに本日の会議を開きます。 △日程第1 議会運営委員長報告 ○議長(斎藤貢君) 日程第1、一般質問の通告に伴い、議会運営委員会が開催されたので、その結果について議会運営委員長に報告を求めます。  菅原委員長。               〔16番 菅原市永君登壇〕 ◆16番(菅原市永君) おはようございます。これより議会運営委員長報告を行います。  去る12月5日に議会運営委員会を開催し、本日及びあすの一般質問に対する取り扱いについて協議いたしましたが、昨日鈴木議員から体調不良のため本日欠席したいとの届け出があり、受理いたしました。そのため、本日9時30分より議会運営委員会を開催し、再度協議した結果についてご報告いたします。  今回の一般質問の通告者は11名でありますが、鈴木議員欠席のため質問者は10名となります。質問の順序は受け付け順とし、本日16日5名、あす17日5名の一般質問を行うことといたします。  以上が当委員会においての一般質問の取り扱いについて協議した内容であります。これで議会運営委員長報告を終わります。 ○議長(斎藤貢君) 以上で議会運営委員長報告を終わります。  お諮りいたします。ただいまの報告に対する質疑は省略したいと思うが、ご異議ありませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(斎藤貢君) ご異議ないので、報告に対する質疑は省略します。  お諮りします。一般質問の日程は、議会運営委員長報告のとおり受け付け順とし、本日5名、あす5名としたいが、これにご異議ありませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(斎藤貢君) ご異議ないので、一般質問の日程は受け付け順とし、本日5名、あす5名と決定しました。 △日程第2 一般質問 ○議長(斎藤貢君) 日程第2、一般質問を行います。  今回通告を受けた数は11名でありましたが、議会運営委員長報告のとおり10名とし、質問の順序は1番に小野康男君、2番に松井恒雄君、3番に八幡行雄君、4番に松浦富士夫君、5番に赤塚タイ君、6番に新治ひで子君、7番に薄田智君、8番に小林兼由君、9番に佐藤武志君、10番に丸山孝博君、以上であります。  本日は、1番から5番までの5人の一般質問を行います。  それでは、小野康男君の質問を許可します。  小野議員。               〔12番 小野康男君質問席〕 ◆12番(小野康男君) おはようございます。このところ12月にはなっても冬の雪将軍がまだ到来していない時期でございますが、議長に通告した質問に先立ちまして、一言市民の活動の一端にお礼の言葉を述べたいと思います。  申しますのは、今近代的な携帯とか、あるいはワープロとかメール、これらは大変我々の生活に役立っているのですが、またひとつ間違うととんでもないことが、我が胎内市を目指して、とげが刺さったような状態が、特に小学校の児童、女子生徒をねらって危める云々というメールが入ったということで、市長始め行政当局並びに父兄、市民の方々、献身的に子宝を守るために活躍されました。多忙な日程それぞれもあったでありましょうが、それがこの10日前、一つの解消が司直の手によって捕捉されて、現在その解明が進められているわけであります。このことによって、直接被害を受けた女子の方々にはご冥福をお祈りするとともに、子供も無事にこの正月を迎えられる市内の状況に対しまして、これはすべて市民を挙げての協力であり、ここに感謝の意を表するものでございます。私も学校に足を運んで、この問題につぶさに体験した一人として、みんなの力で無事、事がおさまるような傾向になったことは大変慶賀なことでございますので、以上をもちまして通告の質問に入りたいと思います。  私は、4つの事項を掲げて通告をしたわけでございます。1つは財政計画について、2つには県外郷人会企業誘致について、3番といたしまして、市街路の基本計画の施策について、4番は農業行政についてでございます。  まず、1番から申し上げます。この9月の5日付で、国あるいはその後の集計で県からも発表されているものでございますが、当市の実質公債費比率は19.7、昨年度の比にいたしましても、順位は県下ワースト5位、前年度の全国順位でも269位であったのが、ただいま現在272位と改善の兆しがそれぞれ評価できるわけでございます。細かい数字等もございますので、皆さん方のお手元にその資料をお上げしたわけでございますが、ここで、まず起債制限比率というのがございます。これは、18が一つのベースでございますが、これは14.3ということで、まず一つの余裕を残しておるわけでございますが、経常収支比率は75%ですか、75.0になりますが、実質的に20ポイントを上回って95となってございます。また、財政力指数についてでございますが、1が一つの基準点でございますが、その半ばに今おられるわけでございます。今後の3番目の2項にもございますとおりに、この1の成果については大変財政当局を始め努力された結果でございますが、今後これらの改善について、さらなるご努力をお願いしなければならないのでありますが、これに携わってどのようなご所見であるか、改善の成果等も含めてご答弁を賜りたいと思うのであります。  2番といたしまして、100年に1度と言われる不況の実態は皆さんご承知のとおりでございます。今の日本の国内で、貯金しておっても通常の普通預金の例も加味して、元利が倍になるには120年もかかるわけでございます。ご承知のとおり7%の利息であるならば、およそ10年で元利合計、倍近くなるということでございます。日本の経済が深刻だと言われているが、団塊の世代と呼んで、約40兆円のお金が預金からむしろ株式投資とか、あるいはアメリカ等目指して、5%、6%のその利ざやを目指して投資なりしたわけでございます。それが現在、17兆円も損失がこうむって、大変な打撃をこうむっているわけであります。100円ベースとしても、1円下がっても輸出産業としてはおよそ300億円の損失が出ると言われるほどに、日本列島の企業全体の中に暗い影が差しておるわけでございます。したがいまして、我が胎内市の歳入も交付税あるいは法人税、市民税等も加えまして、約6割の収入減となっておるわけでございますが、これらについて、ただいま現在の決算に入っているものは別として、それをベースとした今後の歳入の見通しについて、関連してお伺いの質問を上げたわけでございます。  次に、第3点といたしましては、21年度の予算編成の一つの体制に今入っていると存ずるわけでございますが、これらの1番から2番を含めて、この財政計画を含めた新しい予算編成の基本的な見通し、どれを特に重点をし、どれに対して加減するのか、これらの点を概略お伺いしたいということで、3つの質問に上げたわけでございます。まず、第一点よろしくお願いいたします。 ○議長(斎藤貢君) 吉田市長。               〔市長 吉田和夫君登壇〕 ◎市長(吉田和夫君) おはようございます。ご質問にお答えする前に、さきの小学生の関係でありますが、いろいろ小野議員さんからも情報いただいておりましたことにありがたく思っております。  ただいまの質問にお答えをいたします。まず、第1点目の実質公債費の比率の改善に関する所見とのことでありますが、議員ご指摘のとおり胎内市の実質公債費比率は県内の市町村の中でも高い数値となっておりまして、改善するべき課題であることは十分認識をしているところでもあります。したがいまして、現在平成20年2月に策定した公債費負担適正化計画に基づきまして、建設事業について事業内容の精査や実施年度の調整を行うことを始めといたしまして、新市建設事業県営事業負担金、それから臨時財政対策債以外の起債借り入れについては、上限を設けるなどの取り組みを行っているところでもあります。  なお、財政健全化法に基づき算定した比率は、平成19年度決算において、小野議員から提出されました資料もそうでありますが、19.7%であります。平成18年度の21.9%から2.2ポイント改善しておりますが、計画では平成26年度決算における比率を18%未満とすることを目標としておりますので、今後も取り組みを継続してまいりたいと思っております。そして、計画を着実に進めたいと考えております。  それから、2点目の交付金及び市税の見通しについてのご質問でありますが、アメリカの金融危機が日本の経済に影響を及ぼし始めておりまして、当市においてもその影響を懸念しているところでもあります。  このような状況の中で、地方消費税交付金を始めとする各種交付金については、平成20年度下半期以降の交付額に景気後退の影響が出てきているところでもありまして、今後景気の回復が見られなければ平成21年度の交付額は今年度より減額となるものと考えております。普通交付税につきましては、経済情勢だけでなく、国の政策及び算定に用いる基礎数値の増減等によっても左右されますが、現時点では平成20年度の交付額に比べまして減額となると見込んでおります。  また、平成21年度の税収の見通しについてでありますが、市民税のうち、個人市民税は税額に影響するような税制改革はありませんので、横ばいと見込んでおりますが、法人市民税景気後退の影響を受け、減少する見込みでもあります。  それから、固定資産税では償却資産が増加するものの、平成21年度は土地、家屋の評価替の年でもありまして、減少するものと思われます。そのほか、軽自動車税及び鉱産税が横ばいですが、たばこ税は喫煙者が減っておりまして、減少すると見込んでおります。  このように、市税全体では増加する税目があるものの、土地、家屋の評価替や景気後退などによる影響で、本年度より落ち込むものと思われますので、ご理解をお願いしたいと思っております。  それから、最後に平成21年度の予算編成についてでありますが、今ほど申し上げましたとおり市税及び各交付金等の一般財源については、景気後退の影響によりまして厳しいものになると予想されることから、歳入について堅実な見積もりを行うとともに、さらなる経費節減を行うこととし、また重点施策については、さきの全員協議会でお示しした事業等を中心に、財政健全化計画に沿った形で予算編成を行ってまいりたいと考えておりますので、その点ご理解をお願いいたします。  以上であります。 ○議長(斎藤貢君) 小野議員。               〔12番 小野康男君質問席〕 ◆12番(小野康男君) 大変子細にわたりまして、一つの見通しを立てていただいたわけでございますが、今後の議会活動の中でこれを生かして、私どもも審議に臨みたいと思っておるわけでございます。  1つだけ加えますと、皆さん方の表にもございますが、一番最後の枠の将来負担比率が予定よりも、下の4段に囲まれてあるのと対照していただければ明白でございますが、90という一つのベースにもかかわらず、全国平均、その市町村の平均よりも倍近くなっているということでありまして、特にランクの上に従って200台ということで、胎内市が突出しているわけであります。これは、債務負担行為等の支出の重みが数字にあらわれたものと理解されるわけですが、この面について明確にお答え願えれば幸いでございます。よろしく。 ○議長(斎藤貢君) 熊倉財政課長。 ◎財政課長(熊倉利伸君) 将来負担比率の件でありますけれども、議員おっしゃるように非常に213というようなことで、高い数字になっております。これは認識をしております。これの一番原因となるものは、やはり起債の残高が多いということが原因かと思われます。これにつきまして、予想を立てておりまして、若干上がる年度はあるのですけれども、その後は一応まず緩やかな形で減少していくものと考えております。実質公債費比率もそうなのでありますけれども、将来負担比率についても下げるような努力をしてまいりたいと思いますので、ご理解をお願いいたします。 ○議長(斎藤貢君) 小野議員。               〔12番 小野康男君質問席〕 ◆12番(小野康男君) では、次の質問に移ります。  第2項は、県外郷人会企業誘致についてということで、丸で1と2に分けて質問したいと思うわけでございます。ご承知のとおり、胎内市では関西方面ですか、あるいは関東方面、この胎内市出身の各界にわたって活躍されている方々の会合を組織して、人脈の充実を目的としているのか、願わくば企業誘致の布石として構築するのか、この面の点を明確にお伺いしながら、どのような組織上の状態であるのかも含めて、お答えを賜りたいと思うわけでございます。  2番目といたしましては、東日本と西日本ということで分けて提起しておるわけでございますが、ここで一つ明確にしなければならないのは日本列島は1つでない。つまり東日本は東京、東北、北海道は、電気で申し上げれば50ヘルツ地帯でございます。西日本は、静岡県の富士川を境にして中部電力、北陸、関西、四国、九州、沖縄と、これは60ヘルツ地帯であります。ちょっとヘルツの電気の話で恐縮でございますが、若干説明を加えるなら、50ヘルツの電車は100%だと、ところがそのまま60ヘルツに接続すると電気の能力が65%下がる、60ヘルツを50で使うと144、つまり1.4倍の電気が食うわけでございます。そのために、1.2倍の電流が流れて過熱異常を来すということで、簡単に50ヘルツと60ヘルツは自由に往来ができないという仕組みになっているのであります。50ヘルツはドイツ製、60ヘルツはアメリカ製の発電機と、一挙に一度にできないから2つに分けて今日にまいっているということでございます。例えば東海道新幹線におきましては、大阪まで走るには富士川を境にインバーター装置を使って加速を加えて何不自由なくストレートに往復しているわけでございますが、その面に聞いてみると、およそエンジンを、モーターを2つ装備して、そしてそのインバーターの経費等で200億からの経費がこの東海道新幹線に、機関車にかかっているということでございます。  そういう面から見て、単なる東日本、西日本の工業がストレート胎内に来る場合、私が大阪に移住した場合になると、私の家庭電化製品は事実上使えないということになるわけでございます。同じ意味で、工場の設備、モーターの回転、その他も違ってくるわけで、これらも単なる工場を受け入れるという場合、この体制について当然計算しておくべき必要があるのではないかということで、質問の2点に上げたわけでございます。その面につきまして、子細申し上げるまでもなく、今後の市の発展あるいは取り組み等について、その支障の面はどのように施策の中に盛り込まれているのかも含めて、この2点でお尋ねする次第であります。よろしくお願いします。 ○議長(斎藤貢君) 吉田市長。               〔市長 吉田和夫君登壇〕
    ◎市長(吉田和夫君) ただいまのご質問にお答えをいたします。  第1点目の郷人会の目的についてでありますが、胎内郷出身者及びその縁故者で組織される東京胎内会及び関西胎内郷人会は、郷土を思う方々の交流の場として会員相互の親睦を図ることのほか、胎内市の発展のために商工業、それから農林水産業、文化伝承、それから観光事業、そして企業誘致等に関することなど、多面的な情報交換等の場としても機能しております。  胎内市といたしましては、例年東京、関西に出向き、会員の皆様と親密な交流を図っておりますが、昨年に引き続き本年も胎内郷人会交流会と銘打って、東京、関西、そして名古屋新潟県人会の皆様を胎内市にお迎えをし、それぞれの地域の方たちと活発に情報交換を行ったところでもありまして、胎内市のすばらしさを再発見してもらうよい機会になったものと考えております。  ご質問の企業誘致活動とのかかわり方につきましては、今ほど申し上げましたように郷人会の催しが開かれる折に、当市の企業誘致に関する取り組みについて紹介するとともに、パンフレット配付による情報提供とあわせまして、県外企業情報提供をお願いするなど、企業誘致活動の場としても活用し、企業立地の促進に努めているところでもあります。  それから、2点目の異なる地域での企業誘致活動に対する所見とのご質問でありますが、例えば東日本と西日本での違いの一つとしては、気象状況が挙げられると思いますが、この点につきましては企業に対する情報提供の際には、当市の気温や降水量あるいは降雪量等のデータを提示するなどして対応をしているところでもあります。  なお、企業によっては県内企業との取引等によりまして、既に情報を得ている場合もありますし、業種によっては求める条件の重要度が異なることから、相手企業の考えを見きわめながら、より適切な情報を提供するよう心がけているところであります。  特に県外企業にとっては、従業員の生活環境等も重要な選択観点であることから、不安な部分が多くあると思われますので、気象状況を始め住宅事情あるいは生活関連、それから学校、病院、交通手段、雇用関係等々、関係各課で連携をとりながら、企業から求められる情報を収集し提供することで、企業の不安解消に努めるとともに、胎内市の魅力を紹介しながら企業誘致活動に取り組んでおりますので、その点ご理解をお願いいたします。 ○議長(斎藤貢君) 小野議員。               〔12番 小野康男君質問席〕 ◆12番(小野康男君) 1番の目的等についてはよくわかりましたが、2番についての環境は、先ほど電気の話で恐縮でございましたが、あくまでも日本経済の特に厳しい環境に今差しかかって、この先晴れるのに3年とも、厳しく言われていることでございますが、胎内市の特色と企業誘致のニーズとの合致点で、さらなるご努力をされて1歩でも2歩でも前進されることを願いまして、ひとつ次の質問に入りたいと思います。よろしく。  次の第3点でございますが、1つは市街路の基本計画の施策についてということでございます。担当局にはご承知のとおり道路法の制定が昭和27年に制定されまして、今は市でございますが、当時は中条町と乙村が合併した前後に、国から都市の基本計画を立てなさいと、提出しなさいということで、中条町、今の胎内市の中心部住居地の中に道路計画の法線が点線で入っておるわけでございます。それが現在の都市計画道路の基本線になっておることでありまして、既に1万数千メートルは完成しておるのでございますが、まち中心部の中にまだそれが南北に1本、東西に4本等の計5本の道路計画が進行半ばの状態になっておるわけでございます。その中では、うちを建てかえする場合は、ここまで下がってもらわねばならないと、いろいろそういう事態が建築申請等に出された際、市民がこれに対応しているわけでございます。したがいまして、現在は設定されたけれども、保存のままの状態なのか、居住者の権利関係はどうなっているのか、今後の計画の実施、有効性についてどのように今後指導してまいるのかについてお伺いするものでございます。  厳しい予算に対して、今の積算でいけば約50億円を上回る負担が伴うものでございまして、厳しい財政の折、ここのところ、あそこのところというわけにはまいらないのでございまして、まずもって歩一歩と確実に市民のニーズにこたえ、そして財政の許す限りこれらの都市計画、また交通の体制に完成に向けて努力を重ねておるわけでございますが、その取り組みの現状について概略お伺いするものであります。  いろいろ語弊がありますので、一面は私も承知しておりますが、これは公開することはいかがということで、市民の不安を増長することになりますので、これは控えさせていただいた次第であります。スムーズに車の出入りができるために、新しい団地に移住する方のために空白区域があったり、あるいは上下水道の普及にもいろいろと、2番にも挙げてございますが、影響も出ておるわけでございます。これらについても、今後どのような方法で一つずつ進めているか、これらについて基本的な姿勢を含めてお伺いする次第でございます。よろしくご答弁お願いします。 ○議長(斎藤貢君) 吉田市長。               〔市長 吉田和夫君登壇〕 ◎市長(吉田和夫君) ただいまの都市計画道路に関する1点目と、それから2点目のご質問について一括お答えをさせていただきます。  胎内市の都市計画道路につきましては、昭和39年に当初の決定がなされた後、幾度かの変更を経ながら順次整備を進めてまいりました。現在は、合併前の中条町から引き継いでおります都市計画マスタープランに基づきまして、中条駅前通り線の道路改良に着手しているところでもあります。  都市計画道路に関しましては、全国的に見ましても長期間事業化がされていないものが見受けられますが、このことは各自治体におきましても快適な都市空間をつくる上で課題となっているようであります。胎内市では、平成20年3月末時点で計画決定された道路の総延長約40キロメートルに対しまして、道路改良率がおよそ57%となっております。新潟県内の市町村における平均改良率とほぼ同水準で整備が進んでおりますが、都市計画決定以来長期にわたって全く事業化がされていない道路が2路線ありまして、一部の着手にとどまる路線も幾つか存在しているのが現状であります。これらの道路の中には、景気の低迷や少子高齢化の急速な進行、中心市街地の衰退など社会情勢が変化する中で、都市計画道路としての必要性そのものや道路整備に対する住民意識に変化が生じてきていると考えております。都市計画に定められた道路の予定地では、都市計画法によりその土地利用に関しまして、土地所有者等へ権利の制限がなされ、事業化の見込みがない場合においては、将来の土地利用計画と土地の有効利用などの面において、都市計画そのものにも大きく影響を与えております。  このようなことから、社会情勢や胎内市を取り巻く環境の変化を踏まえつつ、健全な都市の維持と発展に向けて都市計画道路の見直しを行う必要があると考えております。今後策定することとしている新たな都市計画マスタープランでは、未着手となっている原因を整理いたしまして、計画の必要性や事業の可能性から評価を行いながら、道路計画の維持、変更、それから廃止等の方向性を定めたいと考えております。  いずれにいたしましても、この胎内市の将来像を示す新しい都市計画マスタープランでは、本来の都市計画道路に求められる交通機能を的確に把握しながら、計画的に都市計画道路の整備を進めてまいりたいと考えておりますので、ひとつご理解をお願いいたします。 ○議長(斎藤貢君) 小野議員。               〔12番 小野康男君質問席〕 ◆12番(小野康男君) 今後よろしくお願いしたいと思います。1つ具体的に指摘したいのでございますが、今すぐ道路を12メーター、16メーターにせよということも、これは至難のことでございます。ところが、現実市内を通る川にグレーチングを入れるとか、車社会に対応して子供の通学路の安全のために、いろいろ施策をやってございます。  また、最近政府でも、あるいは地方自治体でも関心を持って取り組んでいるのは、狭い道路にはばかっている電柱を地下に埋設して、ある程度通行の便をよくするという政策も採択されて、微々たるか、それがやっているわけであります。大きな都市としては、秋田市では竿灯まつりということで、向こう側、お互いの道路を挟んで線を横断させない、両側地下埋設であの竿灯まつりが施行されているわけでございます。胎内市に一度来たのですが、まるでクモの巣のところで、竿灯まつりには胎内市にだめだということで、旗を巻いて引き揚げていった苦い経験が当時の商工業者の誘致した方々のお話もお聞きしているわけですが、これらの全体でなくて、必要によっては電線の地下埋設ということの方法はとれるのかどうか、この機会に当局のご所見をあわせて伺いたいということでございます。 ○議長(斎藤貢君) 川崎地域整備課長。 ◎地域整備課長(川崎裕司君) 今小野議員さん言われるように、地下埋設というような形もございますが、今新しい方法といたしまして、裏通りのほうにそういう配線を持っていくということで経費の節減をしたいということで、国のほうも今動き出してございますので、その辺を参考にしながらでき得るものから取り組んでいきたいというふうに思いますので、ご理解をいただきたいと思います。 ○議長(斎藤貢君) 小野議員。               〔12番 小野康男君質問席〕 ◆12番(小野康男君) では、最後に4点の質問に入りたいと思います。  第4点は、農業行政についてでございます。1つは、米作のほか、地産地消の行政の骨格、減反地の再構築の施策は。②として、その他農業法人、一般農業者への取り組み方ということで上げたわけでございまして、膨大な資料等も1つにコンパクトにまとめて皆さん方にもお上げした資料を基礎に、時間の許す限り質問を進めてまいりたいと思います。  ご承知のとおり、今現在政府では米の自給率を上げるために今後の施策に反映していきたいということで、米の減反政策を全部耕作させるという意味でなくて、減反しての政策を充実させていきたいと、言うならば米以外の政策に力点を置いて平成25年までには10年計画で40%、ただいま30%から32%というところでございますが、40%に自給率を上げるという政策が言われておるわけでございますが、あわせてことしの減反政策に伴う米の自給に関しまして、新しく来年度の米の減反計画等も県からも示されているわけですが、それらの取り組みの整合性についてもあわせて、まず米作についてお伺いするものでございます。  それから、地産地消ということで、農家の農産物を地元で消費する、それの一つのあらわれが集落営農と消費者を結んだグリーンツーリズム等の施策も盛り込まれているわけでございますが、これはお後の質問者にゆだねまして、私はこの減反の構築の分野について行政局の所見と、あるいは施策の一端をお伺いするものでございます。  なぜ自給率が上がるかといえば、よそからの米よりも、むしろ主に飼料作物とか畜産物等の自給の面で、まずえさの問題が非常に農業者に重くのしかかっておるのでございます。国際価格からすれば、キロ45円等の小麦の価格は30%値上げして63円ということで、ただいまなっておるわけです。肉1キロ生産するのに、牛肉であれば11キロのえさが必要であります。豚に例を挙げれば7キロであります。これをキロ当たりに、えさのコストを計算すると693円が牛、441円が豚であります。これが日本の畜産農家を赤字に追い込む、あるいは先行き不透明ということで、厳しい農業環境にさらされておるわけであります。したがって、生産調整が100万トンございますが、また全国トータルで耕作放棄地が40万ヘクタールあるとも言われております。これらを何とか新しい商品開拓、地産地消に生かして、農業のあすに力をつけていかねばならないのではないか。特に全国トータルでの担い手は、33から37名を予定しておるわけでございます。法人においても3万から5万を設定されておるわけでございます。別表のとおりに、我が胎内市の農業施策の表がそれぞれセンサスで5年置きの数値が出てございますが、これらを参照に、まず当局の取り組み、骨格についてお伺いするものでございます。よろしくお願いします。 ○議長(斎藤貢君) 吉田市長。               〔市長 吉田和夫君登壇〕 ◎市長(吉田和夫君) ただいまのご質問にお答えをいたします。  初めに、地産地消の行政の骨格についてでありますが、基本方針として胎内市の豊かな自然や多様な生産基盤の中で栽培された地域食材を大切にいたしまして、生産者と消費者、そして関連事業者が連携を深めながら、市内で生産される農畜産物の地域内流通を促進することによりまして、地域内自給率を高めるとともに、伝統的な食文化の伝承と健康的で豊かな食生活を普及し、地域の活性化を推進することを掲げております。  具体的な取り組みでありますが、農家の方々が直接栽培したものを持ち込む農産物直売所では、ホームページ等を活用し、しゅんの農産物の出荷状況や料理メニュー等の情報を提供いたしまして、地域食材のPRに努めております。学校給食においては、給食週間に地域食材を用いた料理を提供するなど、生産者、流通業者等との調整を図りながら、地域の食材を用いる工夫をしているところでもあります。そのほか、各関係団体では市内で生産された農畜産物の消費拡大を図るとともに、市民の健康を守る安全、安心な農畜産物の供給の取り組みを進めております。  それから、減反地の再構築の施策についてでありますが、従来どおり麦、大豆を主体とした栽培体系は維持していく方針でありますが、今年からは水田として稲を植えながら生産調整の際、面積加算される米粉用の加工用米の作付に取り組みました。これは、新規需要米という制度を活用したもので、製粉工場のある胎内市ならではの方法として検討され、取り組んでいるものでありまして、今後さらに推進していく必要があると考えております。  それから、農業法人、一般農業者への取り組み方についてでありますが、胎内市においても米を始めとする農産物の価格が低迷しておりまして、就労者の高齢化、後継者不足が顕著になっているところであります。そのため、市では国の施策に呼応した方策として、集落地域において集落農業を担う個別経営体や集落営農、それから農業生産法人を基本とする組織経営体の育成を図っているところでありまして、土地利用型農業で発展を図ろうとする経営体には、農用地が利用集積されるように利用権の設定等を推進しております。  また、兼業農家や生きがい農業を営む高齢者農家等にあっては、経営体との作業委託や補助労働力の提供等による役割分担を明確化し、地域全体での発展に結びつくよう農業構造の再編を推進しております。  いずれにしましても関係団体とともに、農家や農業生産法人が強い経営体質の農業経営体を目指して進むことができますよう農業行政に取り組んでまいりますので、ご理解をお願いいたします。 ○議長(斎藤貢君) 小野議員。               〔12番 小野康男君質問席〕 ◆12番(小野康男君) 厳しい、また目標も大変でございますが、現実取り組みにも、これまた大変なことでございますので、よろしくお願い申し上げたいと思います。ただ一つ、私も提案したいのでございますが、例えば米粉の工場を500トン新たに申請するということでございますが、現在各集落には動力を持っておるわけであります。最近家庭でも、あるいは地域でも米を粉砕してパンにできる機械が9万以下で普及されて、大変農家の関心を呼んでいるということでございますので、その工場に頼るだけでなくて地域の特産として、やる気のある人たちらは、むしろこの点も織り込んで減反、そして耕作放棄地をゼロにして米の自給に貢献できるような施策はいかがなものか、よろしくひとつ加えてご答弁賜りたいと思います。 ○議長(斎藤貢君) 三宅農林水産課長。 ◎農林水産課長(三宅政一君) ただいまご提案ありました耕作放棄地における作付による米粉利用というようなお話でありますけれども、耕作放棄地そのものにつきましては中山間地の奥のほうというようなものが数多くあるというふうに認識はしております。ただ、その土地については、つくれば生産物ができるという状況ではないというような箇所が多くあります。なぜならば、猿を始めとする鳥獣害の被害が多いということで、耕作することをやめた土地が多く含まれているというようなことと、機械労力がなかなか取り入れることができないという立地条件の中で難しい面もあるというふうにお聞きしております。それらの箇所について作付は可能でありますけれども、収量が伴わないということになると、生産する側としても難しい点が多々ありますので、鳥獣害対策とあわせた中で耕作放棄地の解消に向けては取り組んでいきたいというふうに考えておりますので、ご理解をお願いいたします。 ○議長(斎藤貢君) 小野議員。               〔12番 小野康男君質問席〕 ◆12番(小野康男君) 確かに猿の害、あるいはよそによってはイノシシの害ということで、せっかくの作物がずんだらにされたと、その土地の言葉で言えばそうなっておるわけでございますが、ただ外国からの輸入の中でチモシー、要するに牧草の乾草を入れているのも何百トンもあるわけでございまして、そういう地理的な面は、そういう面での工夫をすれば実をとらなくても、植物性の繊維を乾燥して利用するという分野も開けるのではないかということを考えて、今後の施策の中に生かしていただければということを加えまして、私の質問を終わらせていただきます。どうもご清聴ありがとうございました。 ○議長(斎藤貢君) 以上で小野康男君の質問を終わります。 ○議長(斎藤貢君) 次に、松井恒雄君の質問を許可します。  松井議員。               〔22番 松井恒雄君質問席〕 ◆22番(松井恒雄君) お疲れさまでございます。私は今定例会で4つの課題について、市長、教育長に質問の通告をいたしました。丸3年ぶりの質問で、いささか緊張しております。  質問に入る前でございますけれども、1点、ここ二、三カ月前からアメリカのサブプライムローンの金融恐慌が非常に速いペースで押し寄せていると、そしてまた世界全体の景気が低下して、そして大企業である自動車あるいは家電産業が消費の低迷により生産調整を行っているというような実態の中で、契約社員あるいは臨時雇用社員とか、そういう方々がリストラを受けて、この年の瀬をどう暮らせばいいかわからないというようなことが毎日のように新聞、テレビで出ているわけでございまして、胎内市においても中小企業の中では、倒産あるいは店じまいをした件数も出ているというようなことでございまして、胎内市の対応といたしましても、今後住むところがない、あるいはあす食うお金もないというような方々も出てこようかと思いますので、その点に対して市を挙げて福利厚生の関係の中で対応していただければ大変ありがたいということを最初に申し上げておきます。  それでは、第1点目の質問でございますけれども、第1点目は胎内リゾート施設の集客についてであります。現在経営コンサルタントである日本交通公社に依頼し、胎内リゾート施設の集約化と経営母体の改革、すなわち民営化を目指した検討がなされております。一部ホテル関係や農畜産業加工施設等で見直し、休止の対応もしております。方向性としては、数ある施設を一極集中型にし、存在感のある施設にする方向と思います。私も同感であります。  胎内リゾート活性化マスタープランが今年から5年計画で進めることにしております。来年4月からは、胎内リゾート振興課(仮称)を設置し、他の課との連携をとりやすく、次の改革の布石と理解しております。私は、現在進行中の改革集約化やマスタープランについては異論はありませんが、胎内市になって3年が経過し、胎内リゾート関係の利用人口が毎年減少しております。改革と並行して、誘客、集客活動の強化を年度内からでも強力に推進することが急務と思います。  そこで、市長に質問します。1つ目は誘客、集客のための営業強化策は、2つ目は対外的なPR対策は、3つ目はJTBとの関係、今後どのように進めていくのか、この3点についてお伺いいたします。 ○議長(斎藤貢君) 吉田市長。               〔市長 吉田和夫君登壇〕 ◎市長(吉田和夫君) ただいまの松井議員のご質問にお答えをいたします。  初めに、胎内リゾート施設への集客対策としての営業強化と対外的なPRについてでありますが、ご承知のとおり本年4月から財団法人日本交通公社の依頼を受けた胎内リゾート活性化アドバイザーの指導のもと、ホテル、スキー場及びものづくり部会ごとにワークショップを開催いたしまして、施設の運営方針、マーケティング、それから地域資源のブランド化、営業戦略などの課題について協議を重ねながら一部実践してまいりましたが、この中でもホテル部門の営業強化は最重要課題の一つとしてとらえております。その取り組み内容を申し上げますと、11月に開設したロイヤル胎内パークホテル専用ホームページでのインターネット予約の開始を始め、国内最大級の宿、ホテルの予約サイトであるじゃらんネットへの接続参加など、これまでおくれをとっていたインターネット部分の環境を整えました。  企画商品として、季節商品プラン、食をメーンテーマにした宿泊プラン、それから日帰りプラン、秋の体感プランを販売してまいりましたが、11月からはスキー場との連携プランを含む冬の胎内デラックスあったか体感プランの販売に取り組むなど、これらのプランを広く商品として新潟市を中心とした営業活動、職員によるポスティング、新聞折り込みなどを行っているところであります。  また、今年度からは県外からの集客ターゲットを関東圏に絞り、特に埼玉県内において各デパートでの新潟物産展開催時や県観光協会主催のJR主要駅構内における観光展などに積極的に職員を派遣し、PR活動を展開しております。県内外の企業や福利厚生団体を始めとした保養所契約先などを中心に、これら商品プランのPRを含めた営業活動を実施しているところであります。  また、JR東日本管内を中心とする県内外の各駅や高速道路サービスエリア、道の駅などのポスター掲示や商品パンフレットの配付、公社から紹介をいただいたJTB旅行代理店などとの販売連携強化、マスコミ各社などへの情報提供や掲載依頼など、効率性の高いPR活動に積極的に取り組んでまいります。  それから、財団法人日本交通公社との今後の関係についての質問でありますが、公社とは胎内リゾート活性化調査検討業務について委託契約を締結し、19年度は胎内リゾートの経営診断、課題分析、ポテンシャル評価、再生に向けた22年度までの取り組みなどをまとめた報告書の作成を行い、本年度は19年度の報告書を踏まえまして、市と公社が協働で胎内リゾート活性化に具体的に取り組むため、専門アドバイザーの方にも入っていただきまして、ワークショップを開催しながら、胎内市観光振興ビジョン、それから胎内リゾート活性化マスタープラン、それから胎内リゾート活性化アクションプランの策定を進めまして、一部実施してきたところであります。  来年度におきましても、今年度に作成される各プランの施策を実現推進するため、引き続き公社と協働で人材育成研修の受け入れ、体験プログラムの開発、営業、経営力の強化、ホスピタリティー、独自の運営組織づくりなどを実施してまいりたいと考えております。  以上であります。 ○議長(斎藤貢君) 松井議員。               〔22番 松井恒雄君質問席〕 ◆22番(松井恒雄君) 今ほど市長からこれまでの取り組み、今後の取り組み等についてもお話をいただきました。私も若干調べたのでございますけれども、平成17年度に黒川、中条が合併して胎内市になりました。そのとき宿泊された人数よりも、平成19年度のほうが1,038人くらい減っているわけでございまして、この20年度も4月から9月で5,500人強というようなことで、ほぼ横ばいな状況でございます。そんな関係で、やはり体質強化改革、それはそのまま進めていかなければならないのでございますけれども、集客がなければ幾ら体質強化しても収入にははね返ってこないというのが、この種の事業の宿命だと思うのでございますけれども、ようやくインターネットあるいは予約もじゃらんネットですか、使いながら宣伝をやられているということでございますし、県外にも物産展等、あるいはJR、公社とも連携を深めてきているということについては評価したいと思いますけれども、やはり胎内市、今市営で経営しているわけでございますので、直接やっぱり市長がトップセールスをやりながら、グリーンツーリズムではよそからのお客様も入ったことしの経過もございます。そういう意味からしますと、この観光についても今関係ある市長、副市長始め担当課長さんあたりが毎月交互に出向いて、そういう大きな観光の公社とかJTBとか、あるいはJR東日本とか、いろいろなところに出向いて積極的に誘客のPRをするというのが、今やはりこの経済不況の中でなかなか今度お客様が観光にまで手が回らないと、入ってこないというような実態もだんだん出てくると思いますので、ぜひそういうことを考えてもらいたいわけでございますし、もう一点は、私も議長をさせていただきまして、東京とか県外のほうに顔を出す機会があったわけでございますけれども、市長も同様でございますが、東京あたりの全国都市センターとか、いろいろな各県の関係機関の中で観光のPR、案内するところがあるわけでございますけれども、それらにも胎内市、新潟県のほうもそうなのですけれども、あまりPR活動がやっていない、下手ではないかと思っているところでございます。  また、私もJRの冊子を見たのでございますけれども、新発田と村上の観光エリアはちゃんと出て、いろいろPRも温泉とか特産品とか出ているのですけれども、胎内市がそのはざまになっておりまして、何もPRされていないというようなパンフレットがたくさんあるわけでございます。県のパンフレットもそうなっておりますし、新潟日報の月に1回ぐらい出る温泉だとか、いろいろな特産品出るところにも胎内市のあれは出るのですけれども、地図の中に出てこないというようなことがございますので、その辺やはり関係機関に胎内市も積極的にPRして、もっと存在感を出すことが大事だと思いますけれども、その辺についての今後のPR策についてお答えをお願いしたいわけでございます。 ○議長(斎藤貢君) 吉田市長。 ◎市長(吉田和夫君) いろいろ松井議員さんには関東圏に行きますと、たびたび一緒になって見て歩くわけでありますが、やはり一番なのは都市センターとか、あるいは都道府県会館に、新潟県もそうでありますが、PRが非常に不足、ポスターとか不足だというのが私も感じております。今新発田、村上のはざまということで、パンフレットにも載っていないということでありますが、昨年から県の交通局のほうから胎内市は何で「きらきらうえつ」とまらないのですかという、いろいろなご質問も逆にいただいたわけでありまして、その当時の関係調べますと、やはりあのころ中条だけでありましたので、一緒に合併したときであればルートをきちんとバスでこういうところを連れていきますよと、観光ルートがあればよかったのですけれども、昨年来から「きらきらうえつ」の運営協議会にも出てくださいということでありますので、いずれにしましてもはざまでありますが、いろいろな面でまたこちらでも出向いてPRをさせていただきたいと思っております。ただ気象庁もそうなのですが、どうも胎内市が気象もちょっと抜けておりますし、いろいろな面でのはざまになっているかと思うのでありますが、それらまた強力にお願いをしていきたいと思っております。 ○議長(斎藤貢君) 松井議員。               〔22番 松井恒雄君質問席〕 ◆22番(松井恒雄君) 前向きな答弁でありがとうございます。  一方、今円高になってきたので、外国のお客様を呼ぶというようなのも一つのこれからのPRの方法だと思うのですけれども、日本人が外国に行くのは非常に条件よくなったのでございますが、その辺はやっぱりJTBあたりとタイアップをして、特に胎内市は雪も降るので、冬場にスキーを絡めた客を海外から呼ぶと、東南アジアの近いところで結構なのですけれども、そういうようなPR方法も今後考えていかなければならないと思いますし、またホテルの集客の泊まった場合の値段でありますけれども、大きい泉慶とか瀬波の大観荘とか、いろいろなところでも値段を3段階くらいにして、高級グレード、中くらい、あるいは安いところと、3つくらいに分けてパンフレット出ているわけでございますけれども、この辺も胎内市の周辺に住んでおられて、パークホテルなりを今まで利用された方は、国民宿舎感覚で泊まられたという方もかなりいるわけなので、そこらあたりも考えた、あるいは遠くから来た高級グレードの方とすみ分けできるようなことも考える必要があるのではないかと思うのでございますけれども、その辺でお考えあったらお聞かせ願いたいのでございますが。 ○議長(斎藤貢君) 天木観光課長。 ◎観光課長(天木秀夫君) 1点目の外国人の誘客ということでありますけれども、今新潟県国際観光テーマ地区協議会という組織があります。県の国際観光室というのがあるのですけれども、そこが事務局やっています。そこで、やはり特に韓国、中国、台湾、それからロシア、こういった日本海沿岸の関係する国との商談、そういった機会が年何回か持たれています。そういった市町村にも照会がありまして、私ども企画担当の者が直接出向いて、あちらのエージェントの旅行代理店の担当者と商品の話し合いをしながら誘客に努めるということで、そういったことで参加させてもらっています。特にロイヤル一つをとれば、ロシア人の方がやはりかなり気に入ってくださるということで、旅行代理店のほうを通じまして利用させていただいているというケースが大いにあります。ただスキーの関係になりますと、やっぱりご存じのように飛行場の時間の関係で、その辺のところがちょっと課題ということであります。  それから、もう一つ、価格の関係でありますけれども、ちょうど今きょうもワークショップ、JTB、それから専門の方が来ましてやっていますけれども、来年度予算の編成に向けたいろいろアドバイスも受けているわけですけれども、その中でやはり定価ですね、基本的な定価の見直しということも今議論していますし、その中でそういう松井議員さんからも提案ありましたことについても検討させていただければと思いますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(斎藤貢君) 松井議員。               〔22番 松井恒雄君質問席〕 ◆22番(松井恒雄君) ありがとうございました。さっきも言いましたのですけれども、市長、トップセールス、市長、副市長あるいは担当課長あたりが大きな観光の拠点に出向いてPRするというようなことについては、どんな考え持っておられますか。 ○議長(斎藤貢君) 吉田市長。 ◎市長(吉田和夫君) 非常に大事なことだと思っております。今こういう時世でありますので、ソフトでPRできるような形でやっていきたいと思いますが、いずれにしましても私だけではなくて、もう既に担当課長等は行っているかと思うのでありますが、何かありましたら東京あるいは関東圏に会議がありました帰りに、また寄ってくるような方法、これらも考えていきたいと思っております。 ○議長(斎藤貢君) 松井議員。               〔22番 松井恒雄君質問席〕 ◆22番(松井恒雄君) ありがとうございました。それでは、2番目に入りたいと思います。  2点目の質問は、統合小学校の安全対策と通学路の歩道整備について、4点ほど質問いたします。胎内市立胎内小学校建設が8月20日、起工式以来平成22年4月開校を目指して順調に工事が進んでいるところであります。そこで、開校までに児童の通学、下校時の安全、安心対策を整備しておかなければなりません。統合審議会からも既に要望が出ていると聞いております。私からも、少し大きい問題点について4点ほど質問します。  1つ目は、市道西中央線と県道胎内・乙線の歩道のないところの整備と防雪対策についてでございます。  2点目は、あかね町と新小学校間に市道西中央線が通っているので、そこの横断用信号機の設置についてであります。  3つ目は、従来の各小学校へ通学していた通学路から新小学校への通学経路が大幅に変更になるので、各町内集落間で防犯灯の整備されていない区間の防犯灯整備について、市長にお伺いします。  次に、教育長に1点質問します。最近児童生徒を巻き込んだ思いも寄らないような事件が多発しております。そこで、児童の安全、安心対策であります。校内及びその周辺の防犯セキュリティー対策について、胎内市の小中学校のモデル校となるような安全対策の整備についてをお伺いします。 ○議長(斎藤貢君) 吉田市長。               〔市長 吉田和夫君登壇〕 ◎市長(吉田和夫君) 統合小学校の安全対策に関するご質問をいただきました。  初めに、セレモニーホールから市道本郷鷹ノ巣間の歩道整備についてでありますが、この区間では佐藤歯科クリニック側に歩道を設けておりますが、横断歩道がないため、子供たちが通学する際には危険ですので、胎内警察署に設置を要望したいと思っております。  それから、中条セレモニーホール側におきましては、道路法に基づく歩道を設置するには、その用地を確保しなければならないため、すぐにはできませんが、現道の道路敷内で舗装を行うことで、子供が通れる幅を確保することができますので、簡易的ではございますが、そのような方法により歩道を整備したいと考えております。  また、市道西中央通り線の防雪対策につきましては、現在一部に設置している吹き払い式の防雪さくを国の補助事業である雪寒事業を利用しながら設置したいと考えております。  それから、信号機の設置についてでありますが、既に胎内警察署に対し、押しボタン信号機の設置について要望書を提出しておりまして、開校の平成22年4月までに設置する予定となっております。  それから、通学路における防犯灯の整備についてでありますが、児童が通学に利用する集落間を結ぶ道路に対しましては、平成18年度から3カ年計画で合併特例交付金を用い、整備を進めているところであります。今年度は、約140基を設置する予定でありまして、胎内小学校建設用地の市道西中央通り線や下越中部広域農道におきましても、現在着手しているところであります。さらに、通学路等の変更に伴い、必要と思われる箇所につきましても、関係機関と協議をいたしまして、連携しながら設置してまいりたいと考えております。  いずれにしましても夜間における犯罪の防止と市民の通行の安全を図りながら、今後も安心で安全なまちづくりを推進してまいりたいと考えております。 ○議長(斎藤貢君) 小野教育長。               〔教育長 小野達也君登壇〕 ◎教育長(小野達也君) 私からは、統合小学校地内及びその周辺の防犯セキュリティー対策についてお答えをさせていただきます。  昨今の児童生徒を巻き込んだ事件、事故につきましては、案じてやまないわけでありまして、最善の注意を払う必要があると考えております。統合小学校建設におきましても、そのような配慮を十分取り入れた形で計画を作成しております。主なものといたしまして、来校者用玄関に確認用のドアホン及び教務室内からあけることのできる自動ドアを設置いたしますし、監視体制として校内通信網LANを利用して校舎棟、屋内運動場、食堂棟を始め合計10台のセキュリティーカメラの設置を予定しております。  また、不審者の侵入対策として、基本設計時に教職員並び保護者の皆様からご意見、ご要望をいただいたことを踏まえ、人の出入りを確認できるよう教務室をレイアウトしているほか、敷地境界には高さ1.8メートルのフェンスを設置すること、また夜間等につきましては警備会社に委託することなどを考えております。  市では、今ほど申し上げました対策を講じ、万全を期してまいりますが、何にも増して地域の皆様のご協力も不可欠と考えておりますことから、関係する皆様と十分な協議をしながら、安全、安心な学校環境を整備していきたいと考えております。  胎内小学校、ハード面ではこのように最新のセキュリティー対策が施されているということは、非常に自信を持って言えますし、ある意味議員のほうからお話しいただいたモデル校というふうにも言えるかというふうに思います。ただ、小野議員のほうからご紹介もいただきました今回のインターネットの書き込み事件などにおきましても、地域の皆様が本当に精いっぱい子供たちのことを考えて、学校周辺のほうに見守りタイとして出ていただいております。私もこの場をかりてお礼を申し上げたいというふうに思います。  今安心、安全な学校をつくるという上では、こういった取り組みが非常に大切になってきております。各学校においても、そういったボランティア組織であるとか、それから学校支援のグループなどができてきております。ぜひ胎内小学校においても、統合の協議の中でいろいろ話し合っていただきまして、また教育委員会のほうからも学校のほうにそういった組織を育てるようにというような、そういった指示をしていきたいというふうに思います。これは、胎内小学校に限らずということでございまして、これに対する取り組みでございますけれども、できれば今年度から文部省が提唱しております学校支援地域本部というものがあるのですけれども、全市的な体制などがとれるような、そういった組織に進展していけばいいがなというふうに、そのように考えておりますので、皆様からもまたご協力のほうよろしくお願いしたいと思います。  以上であります。 ○議長(斎藤貢君) 松井議員。               〔22番 松井恒雄君質問席〕 ◆22番(松井恒雄君) 今ほど市長と教育長からお答えをいただいたのでございますけれども、歩道の件でございますけれども、クラレのアパートから本郷の十字路、あの間が歩道が整備されていないわけでございますけれども、この間についてはどのような考え方を持っておられるのか、それ1点と、防雪対策でございますけれども、現在部分的には今学校建設しているところの防雪設備をされている部分があるわけでございますけれども、そのほか北風が当たるところが結構あるわけでございまして、また県道の麺楽さんあたりから十字路まであたりもまだ設置されていないわけでございますけれども、これらの考え等についてお聞かせ願いたいわけでございます。 ○議長(斎藤貢君) 川崎地域整備課長。 ◎地域整備課長(川崎裕司君) 今ほどのクラレ社宅のほうから本郷十字路の歩道ということでございますが、ここにつきましては県道という形になってございますので、市のほうからまた県のほうを通じて十分要望していきたいというふうに思っておりますので、ご理解いただきたいと思います。  また、防雪対策ということでございまして、一応雪寒事業で先ほども申し上げましたように整備をしていきたいということで考えてございますので、一応柴橋地区からの通学の関係の方々もおりますし、また今言われるように麺楽さんのほうからの云々ということもございますが、今いう西中央通り線のほうについてはそんな形で、雪寒というような形で対応できるのですが、県のほうにつきましては、なおまた県道ということもございますので、県を通じてまた要望していきたいというふうに思っていますし、特にまた冬場の関係というふうな形になりますと、通学路の今検討もなされているという形もございますので、その辺を十分また見ながら、一応県のほうに要望もしていきたいというふうに考えてございますので、ご理解をいただきたいと思います。よろしくお願いいたします。 ○議長(斎藤貢君) 松井議員。               〔22番 松井恒雄君質問席〕 ◆22番(松井恒雄君) 教育長に再度お伺いしますけれども、今お話し聞くと安全対策についてはかなり万全で、胎内市の中でも最高の設備になろうかと思っているところでございます。ただ1点、子供の通用門と申しますか、正門と一般の客あるいは給食センターからの配送の車、あるいはいろいろな学校用の文房具とか、そういうものを持ってこられる方々もあるわけでございますので、それらの生徒と一般あるいはそういう必ず学校に来なければならない商人さん等の通ると申しますか、門を別にして入られるように、絶対に校舎内にはさっき言われた関所を通らなければだめだと、そこにしか行かれないのだというような関係、方策はとられないものかと、私専門家でないわけでございますので、その辺どんなものかあれですか。 ○議長(斎藤貢君) 河内学校教育課長。 ◎学校教育課長(河内理助君) ただいまの質問にお答えします。  子供たちの昇降口と一応職員、先生方の玄関というか、あと一般業者さんとは全く別になっておりまして、今教育長のほうからお話ありましたように、すべて教務室のほうから見えるようにはなっております。それとあと、給食のほうは食堂に給食を搬入する都合で、通用口、搬入は食堂のほうにありますけれども、そちらのほうも一応教務室から見える位置になっておりまして、来訪者があった場合確認できるようにドアホンでチェックしまして、教務室のほうから自動ドアであけるような、そういう対策をとっていきたいと、こう思っておりますので、よろしくお願いします。 ○議長(斎藤貢君) 松井議員。               〔22番 松井恒雄君質問席〕 ◆22番(松井恒雄君) わかりました。それでは、次に移らさせていただきます。  3点目は、下越中部広域農道事業の安全対策についてでございます。この事業も鷹ノ巣本郷間が平成21年完成を目指し、工事が今順調に進められております。この区間は、直線距離も長く、中間に市道柴橋・赤川総合グラウンド線が交差しております。過去にも人身事故が多発し、近年は死亡事故も数年前にあった交差点でもあります。また、この道路はJA中条農協前の県道のカーブしているところに接続する変則丁字路交差点となります。したがって、この2カ所に交通事故防止と交通渋滞防止の観点から、信号機の設置について市長にお伺いします。 ○議長(斎藤貢君) 吉田市長。               〔市長 吉田和夫君登壇〕 ◎市長(吉田和夫君) ただいまのご質問にお答えをいたします。  下越中部広域農道につきましては、平成21年度の完成に向けまして、現在鷹ノ巣本郷間を施工中であります。ご質問の2カ所の交差点における信号機の設置についてでありますが、これまで県及び所轄の胎内警察署と協議をしてまいりましたが、想定される交通量や付近の信号機との位置関係、これら総合的に判断した結果、設置しない方針である旨、胎内警察署から示されたということでありますが、交通量も多いことでありますし、示されましたけれども、非常に危険な区域であるということであれば、再度また要望していきたいと思いますので、この辺ご理解をお願いしたいと思っております。市といたしましても、広域農道の開通後の状況を十分に検証いたしまして、安全面に支障を来すようであれば、再度先ほど言いましたとおり胎内警察署を通じまして県公安委員会へ要望してまいりたいと考えておりますので、ひとつご理解をお願いいたします。 ○議長(斎藤貢君) 松井議員。               〔22番 松井恒雄君質問席〕 ◆22番(松井恒雄君) 今ほどの市長の答弁では、交通量等々の関係で、今現在は警察のほうでも信号機を設置しないというお話であるわけでございますけれども、非常にあの道路も整備されて拡幅され、また片側に歩道もできるということでございます。直線で恐らく1キロ以上はあるのではなかろうかと思いますけれども、スピードも出すようになると思いますし、またさっきも言いましたように草野赤川間のあの市道、あそこにも今まで何回ともなく交通事故が多発しております。道路がよくなれば、車もまた多くなるし、高速道路なり、あそこを通って弥彦岡のインターに入るわけでございますので、今後は相当の車の数がふえると私も理解しておるわけでございますが、ぜひ信号機を設置お願いしたいと、そしてまた信号機の、今言っても今すぐできるわけでないので、そのできる間の区間、特に夜間だと思いますけれども、あそこは真っ暗なわけなので、交差点がわからないというようなことにもなりかねないということで、交差点であるというような標識なり、何かぱかぱかというようなものでもつけられるようなこともお願いしたいと、特にことしの暮れあたり山崎鉄工さんあたりまでは開通するわけでございますので、ぜひお願いしたいわけでございますけれども、その辺の考えについてひとつお伺いします。 ○議長(斎藤貢君) 三宅農林水産課長。 ◎農林水産課長(三宅政一君) 今ほどの件につきましてでありますが、今現在山崎鉄工さんのあたりまで舗装工事進んでおりますので、終わり次第早いうちに交通を通すというような形になります。その場面におきまして、赤川・草野線との交差点における表示等につきましても、今現在は新潟県の主体の工事ということで、新潟県と警察署の間で協議を行い、胎内市そのものはオブザーバー的な形になっております。けれども、それらの設置については、県のほうに強く要望させていただきたいというふうに考えております。信号機についても、できるだけ早急に設置されるよう今後も要望させていただきたいというふうに考えておりますので、ご理解お願いいたします。 ○議長(斎藤貢君) 松井議員。               〔22番 松井恒雄君質問席〕 ◆22番(松井恒雄君) では、次に移ります。  最後の質問になりますけれども、駅西口整備と市道望城線の拡幅整備についてであります。現在胎内市の新たな新規事業については、たびたび検討委員会で審議中でありますが、駅西口整備についてもこの新規事業の優先順位からすると、3というような格好で登載されております。私は、胎内市民で羽越線以西で居住している人々は、駅西口が整備されることが長年の夢と思っております。私もこの課題については、議員になって3回目の質問になります。今回は、これまでと状況が変わってまいりましたので、再度質問させていただきます。  それは、何かというと、クラレさん、水澤化学が引き込み線を利用してJRの中条駅は貨物駅ということで、長年きているわけでございますけれども、話を聞くところによるとクラレさんも貨車輸送を廃止したと、また水澤化学についても、一部まだありますけれども、これもJRとの協議でやめるということに相なりまして、JRといたしましては今後貨物取り扱いをやめて旅客一本でいく方向性が見えてきたわけでございまして、そういう意味からいたしますと、駅西口構想が今後行うにはいろいろな面で、敷地の面とかクリアされる部分が多く出てきたわけでございまして、この辺についてもこれからの胎内市の発展、あるいは通勤、通学客の利便性、それから働いておられる方、住んでおられる方々の福利厚生等も考えますと、西口整備がいかに重要であるかということがわかってくるわけでございまして、今後この西口整備については市としてはどんな考えで進めていくのか、その辺について今現在進める考え方についてお伺いしたいと。  もう一つにつきましては、クラレさんが引き込み線での貨車輸送を廃止したわけでございまして、あの引き込み線が使用しなくてもよくなったわけでございまして、漏れ聞こえてくるところによれば、クラレさんは市に無償譲渡してもいいというような話も聞いておりまして、その辺について望城線の北本町の本郷間の踏切から西本町の丸虎さんの出入りする踏切から、あそこを今現在では車1台がやっと通れる状況でございますので、その廃線になった敷地を譲渡いただいて拡幅をする考えがあるか、市長にお伺いいたします。 ○議長(斎藤貢君) 吉田市長。               〔市長 吉田和夫君登壇〕 ◎市長(吉田和夫君) ただいまの中条駅西口整備事業についてお答えをいたします。  ご承知のとおり新市建設計画に掲げられております。そして、今後都市づくりの具体性ある将来ビジョンを確立するため、都市計画事業の見直しと、それに対応する整備等の方針を示した胎内市都市計画マスタープランを策定することとしておりまして、その中に中条駅の西口整備について詳細を盛り込みたいと考えております。いずれにいたしましても、これから2年から3年をかけて市民の皆さんと協議をしながら、このマスタープランを作成した上で、都市計画事業の中でも優先的に取り組んでまいりたいと思っております。  また、市道の望城線の拡幅整備についてでありますが、株式会社クラレでは鉄道による貨物輸送を廃止したことから、同社が保有している鉄道敷が遊休状態となっております。現在その鉄道敷の処理について、同社と協議をしているところでありますが、JR貨物の用地も一部含まれておりますので、今後JR貨物やJR東日本ともまた協議を行いながら、できるならば鉄道敷を有効に利用いたしまして、議員が言われるとおり市道望城線の拡幅の整備を行いたいとも考えておりますけれども、いずれにしましても先ほど言った、また市民等との協議を重ねながら進ませていただきたいと思いますので、ご理解をお願いいたします。 ○議長(斎藤貢君) 松井議員。               〔22番 松井恒雄君質問席〕 ◆22番(松井恒雄君) 優先順位については、順位は決めるけれども、いついつ着工するとか、そういうことはなかなか今の財政健全化計画の中では盛り込めないというようなことであるかと思いますけれども、ぜひ駅西口についても企業誘致も徐々に進んできているという関係からいたしますと、非常に重要な昇降口になろうかと思いますので、今後の検討の中で十分考慮していただければということでございます。  また、望城線の拡幅でございますが、この線もこれは今度市道でございますので、市の予算を使ってやらなければならないわけでございますが、ここも救急の場合、要するに火事だとか、そういう救急用の車もままならないような道路でございますので、またあかね町、それから坊城団地等ができて住宅もふえてまいりましたので、早い時期に拡幅の計画を立てていただいて、進んでもらいたいということを一言つけ加えまして、私の質問終わらせていただきます。どうもありがとうございました。 ○議長(斎藤貢君) 以上で松井恒雄君の質問を終わります。  お諮りします。昼食のため休憩したいと思うが、ご異議ありませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(斎藤貢君) ご異議ないので、休憩します。               午前11時50分  休 憩                                                          午後 1時00分  再 開 ○議長(斎藤貢君) 休憩前に引き続き会議を再開します。 ○議長(斎藤貢君) それでは、八幡行雄君の質問を許可します。  八幡議員。               〔8番 八幡行雄君質問席〕 ◆8番(八幡行雄君) ご苦労さまです。私は、今定例会において、通告に従って質問させていただきます。第1に新型インフルエンザから市民を守ることについて、第2に子供たちの諸問題について、第3に悪臭について質問したいと思います。  それでは、新型インフルエンザについてお伺いします。新型インフルエンザは、毎年冬の流行するインフルエンザと異なり、人に感染しにくかった鳥などのインフルエンザが人に容易に感染しやすいよう変化し、発生すると考えられます。恐ろしいのは、毒性が強いこと、大半の人が免疫を持たないため、世界で爆発的に流行するおそれが強く、政府の推計で25%発生、医療機関の受診者数は約3,200万人、死者は最大60から64万人、鳥から人への感染が新型に変化する時代が最も心配されています。最近新聞、テレビ等に特集で、もし発生したらという想定のもとで、国、県、医療で市民をどう守るか、いろいろ試行錯誤、態勢づくりに努力しているところが見られます。  私は、テレビ、新聞報道等に非常に危機意識を持ち、我が胎内市民はどうだろう、被害が少なく、感染少なくできるだろうか、その対策はどうなっているのだろう。特に子供たち、お年寄りはと考えたときに、心配で、不安で恐怖がわきます。早く胎内市の対策本部の設置をという観点から、市長に次の5点について質問します。  1、国内60から64万人、県内であれば5万8,000から6万の死亡予想の新型インフルエンザの恐ろしさをどのように把握しているか、お聞かせ願いたいと思います。  2番目に、過去に例のない新型インフルエンザの市の対応を見ると、大変不安を感じます。前回の広報で、この新型インフルエンザから市民を守れるかという具体的な手順があまり示されていませんでした。特に別な施策が練られているのであれば、具体的にお聞かせください。  3番目に、幼児、小学校、中学校の学校関係の弱者の対策についてですが、厚生労働省の専門家会議は、感染者が一人でも確認された時点で都道府県単位で学校を閉鎖するという指導方針が決められました。呼気などを通して感染が広がる。もう阻止するには人との交流を遮断するのが最も効果的だと言われていますが、それだけに簡単に流行をとめられることはできません。子供たちの学校での対応、帰ってから家での生活、塾の対応、または市教育委員会の主催の集会、大会、講習会等のイベントの取り扱いについて、教育長のお考えをお聞かせ願いたい。  4番目、築地、乙地区の養鶏業者との連携はとられているのかどうか、お聞かせ願いたいと思います。新型インフルエンザは、鳥インフルエンザのどれかが関与して出現したと考えられ、そのインフルエンザは少なくとも、ちょっと年数が長いのですが、200万年以前よりアラスカ、シベリアを営巣地としてカモの仲間に感染を続けたと言われ、足に水かきを持つカモなどの水鳥で、感染しても耐える強い性質の鳥だけが生き残っていると言われ、日本では鳥インフルエンザというと鶏のみを考えられますが、アヒルやガチョウ、さらに豚にも感染する。これが同じ胎内市であれば地域に飼われていることも大変危険なことと考えられます。豚の鼻の粘膜にはヒトの型のA2―6と鳥型のA2―3という両方の受容体が存在して、つまり豚はヒトのインフルエンザにも鳥のインフルエンザにも容易に感染すると言われています。  このようにインフルエンザを考えたとき、市は各事業所と連携を密にとりながら、渡り鳥、外からの鳥の遮断、変死したときの届け出、その対応等、今回は今まで以上に真剣に取り組み、胎内市から新型インフルエンザを発生させないように努力しなければならないと、その対応策を聞かせていただきたいと思います。  5番目、最後になりますが、医療機関の発熱外来の設置から、市は対策本部を立ち上げる必要があると思うが、どうでしょうか。県との連携は、保健所の指導は、お聞かせください。  長岡市は対策本部を設置しました。早急に対策本部を設置し、きめ細かい対策について、不安を解消し、パニックにならないように動き出す時期に来ていると思いますが、いかがでしょうか。また、さきに県、市の合同訓練が新発田地域に行われました。指導があったと思いますが、どのような反省がありましたか、お聞かせ願いたいと思います。  以上、よろしくお願いします。 ○議長(斎藤貢君) 吉田市長。               〔市長 吉田和夫君登壇〕 ◎市長(吉田和夫君) ただいまのご質問にお答えをいたします。  まず初めに、新型インフルエンザの恐ろしさについてでありますが、胎内市では県主催の新型インフルエンザ対策会議、それから新発田保健所主催の新型インフルエンザ研修会、厚生労働省のホームページ等を通じまして新型インフルエンザに関する情報や動向を把握しております。そして、一たび新型インフルエンザの大流行が起こると、住民生活や社会機能の維持に必要な人材の確保が困難になるなど、さまざまな問題が生じる可能性もあることから、その危険性は十分認識しておりますし、実際の発生状況に応じて柔軟な対応がとれるように準備しておく必要があると考えております。  それから、行政対応についてでありますが、現在新型インフルエンザ対策として国や県では行動計画を定めまして、発生を想定した訓練を実施しているところであります。一昨年は、胎内市を想定場所として、県と新発田保健所の共催で高病原性鳥インフルエンザの発生に伴うインフルエンザの発症疑い時の対応を訓練テーマに、関係機関の情報の共有化と初動態勢の確立、それから初期対応体制の検証を目的とした机上訓練を実施いたしました。  今年度、新発田北蒲原郡医師会を始め、そして歯科医師会、薬剤師会、管内の主要病院、それから消防本部、市長を構成員とした新型インフルエンザ新発田地域医療提供体制整備検討会が結成されまして、あす1回目の会合が開かれる予定であります。国及び新潟県における新型インフルエンザ対策の取り組みの説明並びに新発田地域における医療提供体制整備について協議がなされることになっております。  そのほか、11月に市報を通じまして、ふだんから、うがい、手洗いを励行することの重要性や流行が起こり外出を避けるべき事態となり、物資の流通が停滞することを想定して、食料品や日用品を備蓄しておくよう促しておりますが、これは新型インフルエンザにおきましても通常のインフルエンザと同様に感染予防対策に努めることが大切であるためであります。  いずれにいたしましても新型インフルエンザがあらわれたとき、パニックを起こしたり、デマに振り回されたりしないためにも、正しい知識と情報の提供を行うこととともに、県、その他関係機関と協力し、今後も動向を注視しながら的確に対応してまいりたいと考えております。  3番の学校関係につきましては、教育長のほうから答弁させますので、お願いいたします。  それから、築地と乙地区にあります養鶏業者との鳥インフルエンザ対策との連携でありますが、伝染病の発生予防措置及び家畜伝染病の蔓延防止措置を効果的かつ効率的に実施するため、国、県、養鶏業者、関係団体、そして胎内市がそれぞれの家畜防疫の基本的な推進方向及び役割分担を明確にし、より密接な連携のもと、総合的に対処していくこととしておりまして、既に胎内市家畜伝染病連絡会議を設置するとともに、防疫対策マニュアルを策定しているところであります。  具体的に申し上げますと、養鶏業者には農場巡回による野鳥の侵入防止対策などの衛生管理の指導及び異常の有無の報告を求めておりまして、異常があれば検査を実施して対応に当たることとしておりますし、仮に胎内市で鳥インフルエンザが発生した場合には、拡散防止を図るため、胎内市家畜伝染病連絡会議の設置要綱及び防疫対策マニュアルに沿って、殺処分や死体の処理、そして消毒などについての防疫措置を行うこととしております。  なお、この連絡会議の設置及び防疫対策マニュアルの運用に当たり、昨年度国、県の関係機関、JA及び胎内警察署を対象に、防疫体制、生産者支援対策、風評被害対策などの必要な対応措置を円滑に推進するため、説明会を開き、協力をお願いしております。  また、焼却場への受け入れ態勢についても、地元集落の皆様や新発田地域広域事務組合にご理解をいただいているところであります。  それから、市における対策本部の立ち上げに関してでありますが、世界保健機関、いわゆるWHOは新型インフルエンザの発生段階を6フェーズに分け、フェーズごとに公衆衛生学的目標を定めているわけでありますが、現在は新しい亜型インフルエンザ感染が確認されているものの、ヒトからヒトへの感染は基本的にはない状況として、フェーズ3に分類されております。  このような状況のもと、県では危機管理監を本部長とする全庁体制での組織強化を図りましたし、長岡市が県内初めて危機管理防災本部など関連する課を中心に行動計画を策定する意向を示しました。胎内市におきましても、新型インフルエンザ新発田地域医療提供体制整備検討会の状況や県内の市町村の動向を踏まえ、関連する課の連携を図りながら、効果的な危機管理体制の構築を図ってまいりたいと思いますので、ご理解をお願いいたします。 ○議長(斎藤貢君) 小野教育長。               〔教育長 小野達也君登壇〕 ◎教育長(小野達也君) 私からは、学校関係の対策についてお答えをさせていただきます。  今ほど市長が述べましたように、新型インフルエンザにおきましてもその予防法は一般的なインフルエンザと同じと考えられていることから、日ごろから登下校後や昼休みにおけるうがいと手洗いの励行、教室内の換気や湿度管理、そして十分な栄養、睡眠をとるなどの健康保持に努めるよう、十分に指導の徹底をしているところであります。  今後新型インフルエンザについて、文部科学省や厚生労働省等から示される情報につきましては、発生状況や予防のために必要な留意事項等を踏まえつつ、その情報を迅速かつ確実に保護者に周知してまいりたいと思います。そして、もし子供たちに新型インフルエンザの患者が発生した場合、各学校において当該児童生徒の出席停止を始め、一部または全部の臨時休校の措置等を行うこととし、適切に対処していきたいと考えております。  そのほか、八幡議員のほうからは教育委員会主催のイベント等というようなお話もありましたけれども、ご指摘いただきましたけれども、もちろん必要に応じて注意を促すということは考えていきたいと思いますが、学校やそういった生涯学習のイベント等ということになると、人が集まって初めて成り立つというようなところもありますので、あくまでも今申し上げました予防の周知徹底を図り、また発生時の初期感染予防といったものについて十分対応を考えていきたいというふうに思っております。  以上であります。 ○議長(斎藤貢君) 八幡議員。               〔8番 八幡行雄君質問席〕 ◆8番(八幡行雄君) ありがとうございました。全体的にこういうふうに組んでいくというのは非常によくわかりました。それなりに対応しているかなというふうな気がします。具体的に、こうなったときにはどういうのだろうというのがちょっと見えてきません。一番最初のときのインフルエンザの確認なのですが、私がいろんなのを見たり調べたりしたところを見ますと、H5N1型のウイルスは本当に強くて、鶏であれば100%死亡ということで、今までもいろんなところで転移ありました。9月10日現在までで鳥インフルエンザで報告されたWHOの世界の流れなのですが、387人感染のうち245人死亡ということで、63%の高い確率のようであります。そういうふうなことがいつ突然起こるかわからない状態の対応でございますので、もっとインフルエンザに対する危機的な意識があってもいいのではないかなというようなこと、今ちょっと感じましたのですが、その辺はこれからのインフルエンザに対してもう少し強い取り組みありましたら、聞かせていただきたいと思います。 ○議長(斎藤貢君) 坂上健康福祉課長。 ◎健康福祉課長(坂上正昭君) 今ほど議員さんのおっしゃるとおりでございまして、新型インフルエンザにつきましては世界的な規模で懸念をされているところでございます。先ほどの答弁の中にもございましたけれども、国、県のほうの行動計画等もでき上がっておりまして、また具体的には先ほどの答弁にございましたけれども、新発田地域の中でもより具体的な内容を検討するということで、明日この検討委員会が開催されるわけでございますけれども、それらの開催を踏まえまして、当市におきましてもそれらに迅速に対応できるようなもの、より細かく対応できるような体制をつくってまいりたいと考えてございます。 ○議長(斎藤貢君) 八幡議員。               〔8番 八幡行雄君質問席〕 ◆8番(八幡行雄君) まだ具体的に見えないのですが、新聞等の声の中で、前に中国ではやったときに、そこにだんなさんが単身赴任して、一斉に帰国したと、そのときはそのだんなさんだけが残って、ほかの同僚は帰ってきたと、非常にうちで心配していたのだが、ただそのときにどういうふうに対応すればいいのか、だれも教えてもらえなかった、したがって具体的なものがもっとなければ非常に不安を感ずるのだがというふうな文書がありました。そんなことで、1つ、こんなときはどうすればいいのですかということをお聞きしたいと思いますが、よろしくお願いします。  いつでもそうなのですが、風邪を引けば、まず熱があります。熱が出たときの対応なのですが、全部今までであればかかりつけのお医者さんか病院へ行って診てもらうというのが普通の流れでした。これからは、具体的にはどういうふうな流れになるのか、これから計画されるのか、もうある程度計画されているのか、お聞かせ願いたいと思います。 ○議長(斎藤貢君) 坂上健康福祉課長。 ◎健康福祉課長(坂上正昭君) 先ほども申し上げましたけれども、いわゆるインフルエンザといいますと、通常はやっておりますインフルエンザもございますけれども、今懸念されているのが新型ということでございますけれども、熱が出たときということでございますけれども、その熱の内容についてもいろんな部分が考えられますので、やはり早期に受診をするというのが一番大事でございますので、今各先生方につきましてもこれら通常のインフルエンザと、また新型インフルエンザという懸念されているようなものが先生方も十分理解しておるわけでございますので、やはりそういう熱が出た場合の処置としまして、できるだけ早い時期に早期の受診を勧めたいと、こんな形で私どももそれらの健康管理に努めてまいりたいというふうに考えてございます。 ○議長(斎藤貢君) 八幡議員。               〔8番 八幡行雄君質問席〕 ◆8番(八幡行雄君) 一般的な話は、それでそうかと思うのですが、本当にこと新型インフルエンザになったときの流れは、もっと違う形をとるのでないかなというふうな気がするのですが、そんな具体的にどうだというのはまだいいですか、流れはございませんか。 ○議長(斎藤貢君) 吉田市長。 ◎市長(吉田和夫君) 新潟県も危機管理室もできていますし、長岡もできたということでありますが、あす第1回目の広域的な会議ということでありますので、いろいろな団体から、あるいは県の示す具体的な計画、マニュアル等もあすは出てこようかと思うのでありますが、それに基づいてなるべく早く各課もみんな関連ありますので、具体策に向けて組織づくり、これら十分やっていきたいと思いますので、その辺ご理解お願いいたします。 ○議長(斎藤貢君) 八幡議員。               〔8番 八幡行雄君質問席〕 ◆8番(八幡行雄君) わかりました。これから、あしたの会議を経て、もう少し具体的に出るということなのですが、その市民に知らせる方法はどういう形をとられるのか、もしあれば、なければ私のほうで要望したいと思いますが。 ○議長(斎藤貢君) 坂上健康福祉課長。 ◎健康福祉課長(坂上正昭君) 具体的なあすの会議の内容まだ承知してございませんけれども、その内容によりましては皆様方のほうに周知の仕方の方法等も考えてまいりたいというふうに考えてございます。 ○議長(斎藤貢君) 八幡議員。               〔8番 八幡行雄君質問席〕 ◆8番(八幡行雄君) できれば、特別号などつくりまして、少し具体的にきちっと安心できるような形を出していただければ大変ありがたいと思います。ただいろんなのを見ていますと、社会的な生活だとか働く人の姿なんかを見ますと、非常に多くの人が欠けていくわけなのですが、そのときの対応なども入れていただければと思います。これから1つ、2つ聞きますが、一番問題なのは、水、ガス、電気ですか、それに食料品なのですが、その辺まで詰めることができますか、ちょっとお聞きしたいと思います。 ○議長(斎藤貢君) 吉田市長。 ◎市長(吉田和夫君) 非常にやはりマニュアルに具体的にやはり水はどうする、ガスはどうすればいいか、食料はどうすればいいか、これらは当然盛り込まなければだめだと思うのでありますが、そしてマスクの関係もございますし、これは学校教育もみんな関連してくるわけでありますので、その辺のマニュアルについても早く具体的に計画をつくりたいと思っておりますので、お願いいたします。 ○議長(斎藤貢君) 八幡議員。               〔8番 八幡行雄君質問席〕 ◆8番(八幡行雄君) 特にお年寄り世帯、それから一人で生活されている方のところに、場合によっては文書回ってもなかなか読まないで済む方もいます。その辺なんかもきちっと行き渡るような、絶対胎内市から新型インフルエンザで亡くなっただとかというふうなことのないような形で進めていただければと思いますが、よろしくお願いしたいと思います。  では、続いて2番目に入りたいと思います。次に、子供たちの諸問題について伺います。来年は、新潟国体、胎内市も国体会場、国体準備室を立ち上げ、大会の準備も順調に進んでいます。リハーサル大会も経験し、盛り上がりも日に日に高まってきました。我がウオーキングのメンバーも補助役員として体験、来年を楽しみに、週に2回のトレーニングに励んでいます。ゴルフ会場を希望し、少年男子の部です。石川遼選手がプロに転向しなければ、最高の楽しみの年になっただろうと残念で仕方がありません。  国体の年にちなんで、1、2は子供たちの動き、内面的なものについて、3、4、5は国体絡みで、受け入れる国体でなくて、育てる国体にならないかという立場で、6番目は子供たちを育てる先生方の姿について、心の問題として、スポーツ活動、体育活動に希望を入れながら質問したいと思います。  1点目、小中学校での運動会、体育祭の入場行進が見られなくなりましたが、どうしてでしょう。集団行動はどうなったのでしょうか。体育祭、運動会の最も関心が入場行進にあり、本年築地小学校に行きました。でも入場行進はありませんでした。次の週にきのと小学校に行きました。同じように入場行進はありませんでした。築地中学校は雨でした。教育的価値は高いと思うのですが、どうしたのでしょう、お聞かせください。  2点目、学習では基礎的、基本的な知識、技能の習得が求められていますが、例えばですが、ロードレースの練習を見ると、軽い準備運動で、すぐタイムをとる指導が見られます。体づくりからと思うのですが、教室でも同じようなことはないのでしょうか、伺いたいと思います。  ウオーミングアップの最も基本的なことは、ランニングです。そのランニングが何か大切にされていないと思います。教育効果、運動効果、技能向上効果を考えたときに、もっと大切にしたらと思いますが、いかがでしょうか。  3点目、国体で上位に入賞しましたが、ことしはあまり取り上げられなかった。来年は、新潟国体、もっと盛り上げ、応援すべきと思いますが、また胎内市の選手強化はどうなっているのでしょうか。候補選手は何人おるのでしょうか。特にゴルフ、ライフルはどうでしょうか。昨年弓道団体5位の笹口の菅原さんはどういうふうになっているのでしょうか。地元選手の活動があって国体が成功します。関心を持ちます。どこに応援に行けばよいのでしょうか、お聞かせください。  4点目、体育協会の組織の中に学校の生徒を含め競技者の底上げをしていると思いますが、その指導者の体制はどうなっているのか、お願いします。  5点目、全国大会、国体、オリンピックを目指すにはお金と組織が必要ですが、胎内市の現状はどうでしょうか。今年に入って経済の不況から、胎内市も全体に明るさが消え、元気もなくなってきました。このまま進んでは、子供たちがかわいそうです。子供たちの元気、子供たちの努力、子供たちの力で胎内市を明るく元気にはできませんか。新潟国体がよいチャンスだと思いますが、いかがでしょうか。先ほども言いましたが、迎えるだけの国体ではなくて、育てることも立派な国体活動です。優秀な選手で地域から盛り上がり、話題も増え、地域の一体感もできれば、それが明るさにつながり、地域の活性化になります。また、選手の強化で国体にとどまらず、オリンピックの夢も見れるかもしれません。どうですか、強化に少しお金をかけては、組織を確立しては。  6点目、最近休職される先生方を耳にしますが、胎内市はどうでしょうか。その原因は何でしょう。もしありましたら、お聞かせください。会議ですか、研修ですか、報告書づくりですか、書類対応等で多忙でないのでしょうか。軽減することができれば、生徒の前に立つ体制もできるかと思いますが、胎内市の独自性に期待したいのですが、お願いいたします。 ○議長(斎藤貢君) 小野教育長。               〔教育長 小野達也君登壇〕 ◎教育長(小野達也君) 子供たちの諸問題についてご質問をいただきました。  初めに、運動会、体育祭における入場行進についてのご質問にお答えいたします。今年度実施された小中学校の運動会、体育祭において入場行進が実施された学校は、小学校が2校、中学校1校の計3校でありました。12校中3校ということになります。かつて入場行進を実施していた学校も、現行学習指導要領のもとでの授業時数削減等に伴い、教科指導に当てる授業時数の確保や児童生徒が主体的に創意工夫できる運動会、体育祭に転換したいとの考えから、議員が述べられたとおり、入場行進を取りやめている学校があるとのことであります。  しかしながら、児童生徒が集団行動の様式を習熟し、集団としての行動を機敏かつ的確に行うことは、授業を能率的に、かつ安全に行うことにつながりますし、身体の安全を脅かすような緊急事態のとき等にも役立つものでありますので、その指導につきましては学校の教育活動全体を通じて適切に行うことが大切であると考えております。  このことを踏まえまして、各学校では体育の授業を始め全校朝会等の各種集会、卒業式等の儀式的行事、修学旅行等の遠足や集団宿泊行事などの多様な場面において、集団行動を指導しております。今後とも児童生徒への集団行動様式の確実な定着を図るため、学校への指導に努めてまいります。  次に、準備運動の中でタイム測定を行うことについてのご質問にお答えいたします。議員は、具体例としてロードレース練習の際の軽い準備運動のみで、すぐタイムを測定するということをご指摘いただいておりますが、準備運動の目的は主運動を効果的に行うための準備でありますので、具体例の場合についてはご指摘のとおり準備運動を確実に行った上での実施が適切であるというふうに考えております。  なお、各学校でのマラソン大会、持久走大会においては、日数をかけて練習を積み重ねてきておりますし、準備運動を万全に行ってから実施しているものと考えておりますが、なお不十分な点があるとすれば、準備運動の目的とともに健康管理の面からも適切な運動が行われますよう、今後も学校へ指導をしてまいりたいというふうに思います。  続きまして、国体関連でありますが、ご承知のとおり来年開催されるトキめき新潟国体に向けて、今年度胎内市ではリハーサル大会が実施されました。市では、国体の機運醸成に向けて毎月1日号の市報たいないで、また市のホームページ等で広報活動に努めてまいりました。また、各種イベント等におきましては、のぼり旗の設置や本大会のマスコットであるトッキッキの出演等によるPR活動、ことしの大分国体で活躍した市内在住の有望選手の紹介なども実施してまいりました。ご指摘にもありましたとおり、有望選手たくさんいらっしゃいますので、これは随時また折を見て、すべてがまた本大会へ行けるかどうかという、そういったものもありますけれども、有望選手として紹介する場を設けていきたいなというふうに思っておりますので、よろしくお願いします。  来年は、本国体の開催に向け、さらにPRに力を入れるとともに、競技団体との連携を図りながら、選手強化に対する市の役割などを協議しながら取り組んでいきたいというふうに思います。  次に、体育協会やスポーツ少年団における指導体制、子供たちの指導体制というようなことでご質問をいただいております。各団体では、小中学生を含めたジュニア育成に取り組んでおり、各所属の指導者が子供たちの指導に力を注がれております。ただ子供たちの数も減少傾向にありまして、指導のあり方等にも再考が求められるでしょうし、指導者そのものの確保も非常に容易でないということから、外部との連携を図る等も視野に入れ、体育協会、またスポ少の本部とも協議していきたいというふうに思います。  次に、全国大会、国体、オリンピックを目指すには、お金と組織が必要であるとのご指摘でございます。ごもっともであるというふうに思っております。市は、一定の大会出場者には激励費を交付しております。ただ、これが直接的に選手の強化育成につながっていると、そういうような考え方よりは、むしろ注目選手を掘り起こしていって、先ほど言われた市民の皆様とともに応援していこうという機運醸成の一助になればというふうに思って、実施をしているものでございます。実際の選手強化ということになりますと、やはりこれは県体協でありますとか、その傘下である各競技団体、また高校生であれば高体連、中学生であれば中体連ということになりましょうか、そういうふうになるとは思うのですけれども、ただ市のほうにおきましても28競技連盟から成る非常に盤石な組織力を持つ体育協会がありますし、熱心な指導者もおられます。直接的な競技技術の向上や選手強化につきましては、体育協会にお願いをしていきたいなというふうに思っております。  ただ、市ができることといたしましては、やはり子供たちにスポーツを通して夢を持っていただくこと、運動好きな子供たちをやはり多く育成していくこと。それから、大事なのは地域コミュニティーの活性化のための要素を多分に含んでいる、そういった事業を推進したりといった、社会体育としての位置づけが不可欠ではないかなというふうに思っております。ただご指摘のとおり、この国体は一つのチャンスというふうに私どももとらえておりますので、社会教育からぜひ競技スポーツへ一段階上がるということも十分に考えられますことから、この点につきましても体協と十分協議、連携をしていきたいなというふうに思っております。  最後に、休職教職員の実態と多忙化への対応についてのご質問でありますが、現在胎内市におきましては、休職中の教職員はおりません。しかしながら、教職員の多忙化、多忙感の解消は教職員の健康管理、また子育て等への時間確保の観点から、継続的に取り組んでいく必要があるというふうに考えております。  各学校では、それぞれの実態を勘案しながら、会議の精選など多忙化解消に向けて努力しているところであります。なぜかというと、非常に複合的にやっぱりそういった多忙感を先生方感じているというのが、一般的にそういうふうに言われているようでございます。それが事務であったり、保護者や地域とのかかわりであったりというようなことが、教務以外のことがやはりいろいろと今学校のほうでも大変多くなってきているというのは、これは事実かというふうに思っております。  教育委員会といたしましても、平成19年5月14日付で県教育委員会から通知がありました。教職員の多忙化解消に向けた取り組みの推進についてという文書があるのですけれども、これに基づきまして、校長会などで指導を行っているところであり、業務の簡素化、それから効率化、適正な業務配分を考慮し、これまで以上に教職員に係る業務の精選や簡素化、効率化を意識づけてまいりたいというふうに思います。  また、学校等に依頼する調査、報告に関しましても、内容の吟味や回答方法のデータベース化を図るなど、その負担軽減に努めているところであります。特に平成19年度から3年間、県の教育委員会のほうから研究指定を受けております学校事務の共同研究という取り組みを今胎内市では進めておりまして、事務処理の共同化によって教職員の事務の軽減を図る、そういった工夫をしているところであります。今後とも教職員の多忙化、多忙感の解消につきましては、校長会、各学校と連携を図りながら着実に進めてまいりたいと思っておりますし、あわせて教職員の健康状態を十分に把握して、疾病の予防と早期発見、早期治療への対応等、教職員の健康保持、増進に寄与するよう環境づくりを心がけてまいりたいというふうに思います。  以上であります。 ○議長(斎藤貢君) 八幡議員。               〔8番 八幡行雄君質問席〕 ◆8番(八幡行雄君) ありがとうございました。1、2の質問について、ちょっと再度お聞きしたいというよりも、私の考えを少し入れたいと思います。  行進の1、2、1、2の非常に単純な動作なのですけれども、これが子供たちのリズムをとる最も基本的なことで、最も私は大事なことでないだろうかなと、そして足を合わせることというのは、背の高い人、背の小さい子供、それがお互いに心が通わなければ、足は絶対合いません。そういうみんなで合わせるという指導の最も私はいい教材ではないかなと、そういう意味でできればなくする方向ではなくて、育てる方向にいっていただければと希望を入れます。  それから、3、4、5の国体絡みについては、国体の結果を見たいと思います。私は、もっと胎内市にこういう選手がいるのだとか、こういうふうに頑張っているのだというのがもっと聞こえてこないかなというのが、私の気持ちであります。そうすると、途中に声をかけたときに、本人も頑張る気持ちももっともっと出てくると思いますので、お願いします。  それから、先生方の問題ですが、広島県では相当数の先生方が休まれて、代理の先生が授業をしなければならないというふうな羽目に陥って、学力向上になかなか結びつかないという悩みも表に出てきています。ぜひ気持ちよく子供たちと接することのできる雰囲気づくりをつくっていかなければならないのではないかなと思いますので、それを踏まえてよろしくお願いしたいと思います。  時間も来ましたので、最後の質問に入りたいと思います。最後に、前回に続いて悪臭について質問します。今年10月24日に新潟日報に胎内悪臭問題が報道され、「住民追加対策を要望」とあり、「測定公表後の地区住民と業者との会合では改善が感じられず」とあります。それだけ市民、住民が苦しんでおり、不快な生活を続けているわけです。今年会派で1回、委員会で1回、事業所を視察しました。各事業所でそれぞれ悪臭公害対策に対して説明を受けましたが、まだまだ納得はできません。  そこで、次の4点について質問します。1点目、今年いろいろ指導を受けながら、各事業所は悪臭問題の改善に努めたと思いますが、その結果、対策についてお聞かせください。  2点目、鶏舎、豚舎が悪臭対策、それから事業拡大で新しい施設にかわっています。その許可と内容は、しっかり文書化されていると思いますが、お聞かせください。  3番目、悪臭測定が今年2回発表されました。測定値が10が目標です。10以下に下げるです。結果を見てそこまで下げねばならないときに、新しい鶏舎の許可、豚数、鳥の数をふやす許可は出さない。10に下げたら許可と、強い基本姿勢が必要と思いますが、いかがでしょうか。  4点目、悪臭に対して対応するだけでなく、担当課、市民生活課になりますが、対応するのは市民生活課だけでなくて、かかわる課、土地、建物、鳥の数、それから豚の数、学校、水道、排水等挙げていくべきと思いますが、もっと市民が納得する横のつながりができないか、前も質問しましたが、かかわる課とチームワークを組んで強い行政指導に入るべきと思いますが、いかがでしょうか、お聞かせください。 ○議長(斎藤貢君) 吉田市長。               〔市長 吉田和夫君登壇〕
    ◎市長(吉田和夫君) ただいまの悪臭問題についてご質問いただきました。  初めに、各事業所の取り組み結果についてお答えをいたします。本年3月に築地地区の9事業所を対象として、臭気測定を実施した結果、養鶏場3事業所、養豚場2事業所、堆肥生産場2事業所の7事業所が臭気指数の規制基準を超えておりました。そのため、4月に基準値を超えた事業者に対し臭気測定結果を通知するとともに、悪臭の発生原因、悪臭防止対策等の報告及び改善計画の提出を求めたところであります。築地地区の各区長、市議会議員の皆様にもその結果をお知らせいたしまして、住民と市議会、行政が一体となって悪臭問題に取り組む姿勢を示したことによりまして、各事業者の臭気対策への取り組みにも徐々に変化があらわれてまいりました。  6月の下旬には、各事業者から提出された悪臭原因と悪臭対策をまとめた報告書をもとに新発田地域振興局健康福祉環境部と農業振興部の協力を得ながら立入検査を行いまして、改善計画等について指導、助言を行っております。最も臭気が強まる夏場の8月には、2回目の臭気測定を実施いたしまして、対策効果を確認いたしました。その結果、9事業者のうち、前回の臭気測定時の臭気指数を下回った事業者は5事業者ありまして、うち2事業者は規制の基準をクリアしておりました。  このように、事業者の悪臭の防止に向けた取り組みが徐々に結果にあらわれてきているものと実感しておりますが、残念ながら4事業者については改善の成果に結びついておりません。このため、乙地区の悪臭問題ともあわせて恒久的な有効対策の推進と悪臭問題の解決に向けた行政指導を続けてまいりたいと思いますので、ご理解とご協力をお願いいたします。  それから、2点目と3点目の畜舎の建設に係る許可等に関するご質問にお答えいたします。まず、近年における畜舎等の建築確認申請状況について申し上げますが、平成17年度から19年度までに2件ずつ計6件、平成20年度は現時点で1件の申請がなされました。この建築確認制度は、建築をしようとする建築物が建築基準法の規定に適合しているかを確認し、確認済証を交付するものでありまして、畜舎の臭気のように建築基準法に定めのない事項を理由に確認済証の交付をおくらせる、または交付しない等の措置はできないことになっております。しかしながら、悪臭防止法の指数基準値を超えているなど、悪臭対策が不十分である事業者から施設の増設等の確認申請が出された場合で、仮に行政指導に従わず、強行に計画を進めるときには、悪臭防止法による改善勧告、改善命令を発動することで、厳しく対処する予定でありますので、その辺もご理解をお願いいたします。  それから、組織体系に関するご質問にお答えいたしますが、今ほど述べましたように、畜産施設等の建築確認では地域整備課と市民生活課の連携のもと、申請者に臭気対策のヒアリングを実施しておりますし、悪臭防止法に基づく立入検査においても、県地域振興局の協力を得ながら、農林水産課と市民生活課で対応することとしております。法律の管理基準に従って家畜排せつ物の管理が行われるように指導、助言を行っております。そのほか、住みよい郷土づくり協議会や乙、築地地区の環境衛生協議会を始めとして議会の皆様の協力のもと、今後とも立入調査などを継続して実施していきたいと考えておりますので、ご協力をいただきますようお願い申し上げます。  いずれにいたしましても議員がご指摘しておりますように、悪臭問題については一担当課で対応するのではなく、行政挙げて行うべきと考えております。今後とも教育委員会を始め各課も協力、連携のもと取り組んでまいりますので、ご理解をお願いいたします。 ○議長(斎藤貢君) 八幡議員。               〔8番 八幡行雄君質問席〕 ◆8番(八幡行雄君) ありがとうございました。数値については、よくなっているところがだんだん、だんだんふえてきたなというのを私自身も感じています。  時間になりますが、1つだけちょっと心配なのでお聞きしますが、この前視察に行ったときに、鶏舎が幾つかあって、最後2つ空になっているのが物すごく気になって、いつあそこへ鶏がどっと入ってくるのではないかな、また大きな問題にならないかなというふうなことなのですが、その辺の見通しについてお聞かせください。 ○議長(斎藤貢君) 藤木市民生活課長。 ◎市民生活課長(藤木繁一君) 先日は、厚生環境委員会の皆様で鶏舎のほう視察ということでご足労いただきまして、大変ありがとうございました。  私どもも大変あいている、先般増築した2棟まだ入っていませんけれども、私どもも以前それについて尋ねたことがあります。それについては、今こういう非常に迷惑をかけているというふうなことも重々承知でございますので、今分そこに鳥を入れるというふうな予定はないといったことでございますし、私のほうからも今この時期にそのようなことをやれば、非常に大変な問題になるのではないかというふうなことで言ってございますので、今あそこに鳥が入る予定というのはないということでございます。 ○議長(斎藤貢君) 八幡議員。               〔8番 八幡行雄君質問席〕 ◆8番(八幡行雄君) とりあえず安心していたいなと思います。測定値10というのが、私ら物すごく大事にしています。ぜひ来年度は10以下になるように努力してもらって、住んでいる人が気持ちよく生活できるように、一緒になってまた頑張らなければならないと思いますが、行政のほうの指導もよろしくお願いしたいと思います。  以上で質問終わります。 ○議長(斎藤貢君) 以上で八幡行雄君の質問を終わります。 ○議長(斎藤貢君) 次に、松浦富士夫君の質問を許可します。  松浦議員。               〔4番 松浦富士夫君質問席〕 ◆4番(松浦富士夫君) ご苦労さまです。眠い時間帯でございますが、議長に通告いたしました3点について頑張って質問したいと思いますので、よろしくお願いいたします。  まず、入札の開示、公開について伺います。現在市では、入札結果をインターネット及び議員にはファクスなどで契約の結果を知らせております。議員のファクスには、契約日、工事名、場所、着手日、完成期限、業者名、入札方式を記載したものを公開しております。また、インターネット上には、このほか落札額、請負金額、契約条件、予定価格、最低制限価格などを公表しています。私の思いからすれば、今の市の公開方法では不十分だと思います。今ここに近隣の新発田市、村上市、阿賀野市、五泉市のインターネット上において公開している資料の一部を持っております。これを見ますと、近隣の市では入札の参加業者名、入札金額、落札率など、すべてにおいて公開しています。市民の皆様の大切な税金を使って市民の生活を守るため、市は工事などを行っていると思います。その大切な税を使って行うならば、その使い道を明確に市民に知らせる義務があるはずです。  昨年の3月の定例会において、佐藤武志議員が提案しました工事用看板に工事金額を入れたのは、市民を始め他の市町村の住民にも好評でした。10月に阿賀町へ行く機会がありましたので、阿賀町役場へお邪魔いたしました。その阿賀町では、入札の予定を含め参加企業すべての状況を役場の玄関ホール内で、すべての工事に関する入札結果を掲示しておりました。これがその写真ですけれども、後ほど市長さん参考のため、よかったら佐藤さん回して見てください。また阿賀町では広報にも同じように掲載しております。そのとき、阿賀町町長とお会いし、お話しする機会を持っていただきました。阿賀町町長のお話では、「すべて開示した入札の結果を町民に掲示、公表することについては、行政の使命であります」と述べられていました。  当市でも広報、インターネットでは公表しておりますが、1件の工事入札において、参加されたすべての企業名も明かされず、受注した業者名しか公表しておりません。また、すべての市民がインターネットを持っているわけでもなく、持っていてもすべてが知り得るものではありません。入札の契約の内容の透明性が確保されることなどが、自治法の中に公共工事の入札及び契約の適正化の促進に関する法律にも明記されております。市長、入札の公開については、近隣の市よりもおくれているのではないですか。他の市町村と同じように、入札のすべてを広報に記載し、また本庁舎、黒川庁舎のロビー内に掲示し、より多くの市民に公開すべきではないでしょうか。これができれば、工事用看板も含め胎内市は入札に対して県内一の情報公開の模範の市になります。市長の考えを伺いたいと思います。よろしくお願いします。 ○議長(斎藤貢君) 吉田市長。               〔市長 吉田和夫君登壇〕 ◎市長(吉田和夫君) ただいまのご質問にお答えをいたします。  胎内市では、公共工事の入札及び契約の適正化の促進に関する法律の趣旨である公共工事に対する国民の信頼の確保と、それを請け負う建設業の健全な発達を図ることを目的に、当該年度に発注する予定である公共工事のうち250万円以上のものについて、工事概要や入札予定時期等、その内容を公表するとともに、入札公告や入札結果についても、市役所2階の設計図書閲覧所や市のホームページ等を通じて公表しております。  今後も公共工事の入札及び契約の適正化を図るために、引き続は公表をしてまいりたいと思いますので、その辺十分ご理解をお願いいたします。 ○議長(斎藤貢君) 松浦議員。               〔4番 松浦富士夫君質問席〕 ◆4番(松浦富士夫君) 今胎内市が公開しているのは、あくまでも入札の結果の落札業者しか出ていないのですけれども、入札に参加した業者、その参加した業者の入札価格というのは、市長、出せないのですか。 ○議長(斎藤貢君) 熊倉財政課長。 ◎財政課長(熊倉利伸君) 今ご指摘のように、入札の参加した業者、いわゆるすべての業者、それの入札した価格、いわゆる落札業者等につきましては、2階の閲覧所ございますので、そこですべて公開をしておりますので、ごらんいただきたいと思います。 ○議長(斎藤貢君) 松浦議員。               〔4番 松浦富士夫君質問席〕 ◆4番(松浦富士夫君) 阿賀町みたいにロビーに掲示するというわけにいきませんか。 ○議長(斎藤貢君) 熊倉財政課長。 ◎財政課長(熊倉利伸君) ロビー等は、場所的なものもございまして、いろいろと掲示しているものもあります。そこら辺の関係で、一番公表しやすい場所というのは掲示所、あそこにいわゆる入札に関するすべてのものを掲示しているわけでありますので、そこで一応まず掲示をさせていただいているということでありますので、ご理解お願いいたします。 ○議長(斎藤貢君) 松浦議員。               〔4番 松浦富士夫君質問席〕 ◆4番(松浦富士夫君) 2階についていますけれども、市民が2階のそこにあるということは、多分わかる人はそうはいないと思うのです。どうも市が、私から見ますと閉鎖的に見えてしまうのですけれども、もっと課長、オープン的にできませんか。 ○議長(斎藤貢君) 熊倉財政課長。 ◎財政課長(熊倉利伸君) 掲示場所については、そこにベターかどうかということも含めまして、庁舎の管理すべてのものにかかわってきますので、検討はさせていただきたいと思います。 ○議長(斎藤貢君) 松浦議員。               〔4番 松浦富士夫君質問席〕 ◆4番(松浦富士夫君) では、それも私はロビーに掲示してもらうのは一番いいと思っているのですけれども、広報には掲載できないのですか。 ○議長(斎藤貢君) 熊倉財政課長。 ◎財政課長(熊倉利伸君) 広報にも、あちこちの私、広報も見させていただいた中で、結果をお知らせしている、いわゆる工事名とか落札金額、落札業者等掲載している市町村も ありました。広報であるといろいろ紙面の制約もあるものですので、そこらあたり勘案した中で、件数的に非常にいっぱいなときもあるわけです。年度初めになると、本当にたくさんの工事が出るわけでありますので、紙面の関係もありますので、そこらあたりも落札業者、落札金額等はできるかなと思っておりますので、そこらあたりでちょっと検討をさせていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。 ○議長(斎藤貢君) 松浦議員。               〔4番 松浦富士夫君質問席〕 ◆4番(松浦富士夫君) さっきも言いましたけれども、市長、今どうも胎内市はおくれているのです、公開が。昨年の3月ですか、佐藤武志議員が工事看板のあれも出ましたので、それも入れて入札の公開をロビーにやれば、さすがの阿賀町も工事看板まで金額入れていないのです。それできれば、本当に県内一の情報公開の模範市になると思うのですけれども、市長、どうですか、考えは。 ○議長(斎藤貢君) 吉田市長。 ◎市長(吉田和夫君) 適正化の促進に関する法律に基づいておりますので、阿賀町が本当にいい例なのかどうか、この辺十分検討する必要あるかと思うのでありますが、阿賀町だけがいいというのではなくて、それに基づいて公表するのも結構ですが、もう少し同じ規模の市等ちょっと調査させていただきまして、一番いい方法があればそれに従ってまたやりたいと思いますので、その辺ご理解をお願いいたします。 ○議長(斎藤貢君) 松浦議員。               〔4番 松浦富士夫君質問席〕 ◆4番(松浦富士夫君) 市長、ではこれよく検討していただけますか、市長。 ○議長(斎藤貢君) 吉田市長。 ◎市長(吉田和夫君) 今もお話ししましたが、阿賀町が本当にいい公表なのかどうか、この辺十分調査させてもらいまして、それよりもっといい公表の市町村があれば、またそれに見習ってやっていきたいと思っています。 ○議長(斎藤貢君) 松浦議員。               〔4番 松浦富士夫君質問席〕 ◆4番(松浦富士夫君) わかりました。では、私は本当に今すぐにも公表してほしいのです、市民の皆さんにわかるように。なるべく早くいい案を出して、いい結果をまた議員の皆さんになるべく早くお知らせ願いたいと思います。では、次にグリーンツーリズムのほうに移ります。  次に、グリーンツーリズムについて4点の質問をいたしたいと思います。1点目には、11月11日に福島県喜多方市へグリーンツーリズムについて行政視察を行って、その体験も含め市に対して今後の取り組み方について伺います。  来年へ向けて、市は今後どのような取り組み方をするのか、先進地でもリピーターの確保、年々老齢化などで減少していく宿泊先農家などで苦慮しているところもあります。視察先の喜多方市では、対策として喜多方市グリーンツーリズムサポートセンターを設立し、また参加している6軒の農家は旅行業を習得し、本格的にグリーンツーリズム事業、農泊に従事しています。リピーターも北海道から関東方面を中心に受け入れしております。喜多方市は、胎内市と同じように豊かな自然が広がり、美しい農村風景を形成しています。豊かな自然の中で、地域資源を背景に現在は年間170万人を超える観光客が訪れております。新しい魅力の創造により、活性化を図る必要性が高まっています。観光地である以前に、多様な農業が営まれている農業のまちでもあります。観光、農業、両方がそれぞれに課題を抱える中で、観光と農業を融和させ、農村地域にもともとある資源を活用し、農家に泊まって農作業をしてもらうなどの体験を基盤に、グリーンツーリズムに取り組んできたそうであります。また、阿賀町ではNPO法人にいがた奥阿賀ネットワークを設立し、関東方面から確実にリピーターを確保し、実績を上げています。  これらを踏まえ、先進地を追い越せとは言いませんが、胎内市は今後宿泊受け入れ先などの維持、リピーターの確保などにどのように取り組んでいくのか、お伺いいたします。  2点目に、初年度でございましたが、現在までのグリーンツーリズムを進めてきた中で、問題点などはなかったのか伺います。ことし当市児童が参加したふるさと体験学習において、ボート体験をしていた児童が転覆事故に巻き込まれ、幸いにも一人もけががなく、無事に済みましたが、一歩間違えば大惨事になったところです。この事故も含め、初めて取り組んできたグリーンツーリズムで問題点が出てきたと思います。今後グリーンツーリズムを続けていくに当たり、問題点を課題としてとらえ、進めるべきと思います。市から見て問題点はなかったのか、また宿泊先から問題点の報告、意見などはなかったのかを伺います。  3点目に、パーク、ニューパークホテルの管理、保全などについて伺います。パーク、ニューパークホテルは、来年からアウレッツ館に名称をかえる条例を本定例会に提出されております。私個人的には、アウレッツの横文字よりもなれ親しんだシンボルマークに描かれているコノハズクを名称にしたほうが一番市民に受け入れやすく、親しまれ、愛されるネーミングだと思います。今回はまだ条例が可決されていないので、パーク、ニューパークホテルの名称でお聞きします。  パーク、ニューパークホテルは、1月12日で通常のホテル営業を終了し、来年度から期間限定、団体専用交流滞在施設として営業を開始する旨、市から胎内リゾート改革の具体的方向が示されました。今後は、グリーンツーリズム、ふるさと体験学習などの交流、宿泊の場として使用されていくわけです。そこで、お聞きしたいのは、今年度パーク、ニューパークホテルへグリーンツーリズム、ふるさと体験学習で宿泊した子供たちの中に、ホテルに宿泊するのはもう嫌だという子供たちからの話を聞きました。子供たちの話によれば、原因はカビ臭のにおいが気になったそうです。子供は大人よりも敏感で、体質によりアレルギーをお持ちのお子さんもおります。こういう話が広がれば胎内市にとってもマイナスになり、イメージダウンにつながります。今のことも含め、今後行政は管理、保全をどのようにやっていくのか伺います。  最後の4点目に、市の総評、経済的、社会的効果について伺います。市が今年度初めて取り組んできたグリーンツーリズムは、私なりの考えでは大きな可もなく不可もなかったと思います。市は窓口ですので、考えは違うと思います。また、宿泊受け入れ先からアンケート、一言コメントをとり、集計結果も出たわけですが、それも含め、市としての総評はどのようになっているのか。また、市長は第3回定例会市政報告で、地元受け入れ側にとっては、宿泊費や体験による農畜産物の販売額の増加が見込めるなどの経済的効果と子供たちの笑顔が地域を元気にするという社会的効果を期待していると述べております。私の目線が狭いのかもしれませんが、あまり効果がなかったように思われます。市としては初めての取り組みであり、早々に結果は出てこないと言われるかもしれませんが、本年度を振り返り、経済的効果、社会的効果はどのくらいあったと思っているのかを市長にお伺いいたします。よろしくお願いします。 ○議長(斎藤貢君) 吉田市長。               〔市長 吉田和夫君登壇〕 ◎市長(吉田和夫君) 今ほどのグリーンツーリズムのご質問について、一括してお答えをいたします。  当市のグリーンツーリズムは、農山漁村の活性化を目指し、昨年6月に胎内型ツーリズム推進協議会301人会の設立を経て、今年度から本格的に受け入れ態勢整備のための各種研修会、それから講習会の実施、体験プログラムの整備、それからインターネット、啓発パンフレットによる情報発信や旅行業者、学校等への営業活動を行ってまいりました。その結果、大人のグリーンツーリズム、ワーキングホリデー及び首都圏からの教育旅行を受け入れるとともに、市内小学生を対象としたふるさと体験学習を実施することができました。この事業による経済的な効果は、胎内市の特産品の販売促進、あるいは農家における雇用賃金の節減、それから農村体験における収入増加などが挙げられると思いますし、社会的な効果といたしましては、農村体験、それから宿泊受け入れによる家庭内、集落内のコミュニケーションが増加し、子供たちの笑顔が地域を元気にするという当事業のキャッチフレーズが実現できたのではないかと自負をしております。  一方で、野外体験プログラムにおける雨天対策や安全確保、インストラクターの育成、首都圏からの教育旅行等の誘致促進、農家民泊の登録促進等が課題となっておりますが、これらを十分に踏まえながら、今後も農山漁村の活性化という目標に沿って事業を推進してまいりたいと考えております。  なお、先ほど議員さんがホテルはカビ臭いというような意見もありましたが、いずれにしましても初年度でありますので、いろいろな面で課題があると思うのでありますが、問題点は後で課長から説明させますが、いずれにしてもそういうのが私どもの耳に入ってこないわけでありまして、逆に先輩方の市長から聞くと、ホテルがあってこそ農家へ1泊2日でいいのだという皆さんのご苦労話もあるわけでありますので、その辺のまた問題点は後でわかったら詳しくお聞かせ願いたいと思っております。  また、胎内パークホテル、ニュー胎内パークホテルの管理、運営につきましては、本定例会に提案しておりますとおり、名称を胎内アウレッツ館と改めるとともに、当市の豊かな自然と触れ合いを通じて行う自然体験活動や集団宿泊、研修の場として活用し、地域と一体になって管理、運営していきたいと考えておりますので、なお一層のご理解をお願いいたします。 ○議長(斎藤貢君) 松浦議員。               〔4番 松浦富士夫君質問席〕 ◆4番(松浦富士夫君) では、1点目についてちょっと伺いますけれども、受け入れ先の、先進地でも受け入れ先が年々老齢化などで減少していくと言っていたわけですけれども、胎内市としては受け入れ先を今後どのように確保して、来年度はどのくらい受け入れ先を予定しているか、わかりましたら教えてください。 ○議長(斎藤貢君) 三宅農林水産課長。 ◎農林水産課長(三宅政一君) 今現在の受け入れ先につきましては、82戸という形の中で実際の受け入れ活動を行っております。21年度につきましては、これから周知をより一層図ってまいりますけれども、100戸を目標とした中でやっていきたいというふうに考えております。受け入れ農家のほうでも毎週、2週続けての受け入れというようなことに対しての懸念を持っているという方もございますので、できるだけ間隔のあいた中で受け入れをさせていただくためには、100戸以上、また地域的にも市内のふれあい教育体験の問題もありますので、地域的なバランスも考慮した中で宿泊先の確保を図ってまいりたいというふうに考えております。よろしくお願いいたします。 ○議長(斎藤貢君) 松浦議員。               〔4番 松浦富士夫君質問席〕 ◆4番(松浦富士夫君) ことし東京の江戸川区の篠崎第二中学校でしたか、宿泊したのですけれども、来年度についてはそういう、ことし宿泊した篠崎第二と西葛西さんでしたか、そういうところには今後のリピーターとしてのアポとか、そういうのはとっているのですか、それとも今後とっていく予定ですか。 ○議長(斎藤貢君) 三宅農林水産課長。 ◎農林水産課長(三宅政一君) 本年度来ていただきました西葛西並びに篠崎二中につきまして、その後こちらに来た後、私も両校を訪問をしておりますし、また旅行業者等を介しまして誘致活動等も行っております。けれども、学校側はその年度の担任、学年主任が主体となって決定されるということで、ことしやったから来年も行きますよという確約はできませんと、その年、その年の学年での決定事項となりますという話であります。そのため、今現在決定はしておりませんけれども、今度は新たな学校先が来ていただけるよう、今ことし来ていただいた旅行業者以外のところとも契約を結んだ中で誘致を図りたいというようなことで、営業活動を行っておりますことをご理解いただきたいというふうに思います。 ○議長(斎藤貢君) 松浦議員。               〔4番 松浦富士夫君質問席〕 ◆4番(松浦富士夫君) では、2点目のことしは問題点もあったかと思うのですけれども、私が聞いた話なのですけれども、ことし受け入れ先からなのですけれども、宿泊する子供さんの親御さんが宿泊前に家を見に来られたとか、宿泊中の夕食時に家の周りで見ていたなどの話がありました。子供たちがかわいいのはわかりますけれども、受け入れ先としては信用してもらっていないのかななどの不信感があったと言われていましたが、今後市の対応はこういうこと、どういうふうに対応していただけますか。 ○議長(斎藤貢君) 三宅農林水産課長。 ◎農林水産課長(三宅政一君) 宿泊体験に来られる方の子供さんの両親の方の行動という問題についてでありますが、宿泊に行ったところに完全にお任せするという両親の、親御さんのお話も聞いておりますし、反対にかわいくて、かわいくて心配で仕方がないということで、近隣のホテルにまで泊まってついてくるという、東京からの親御さんの例等も聞いております。それらを考えるとどっちがいいか悪いかということについては、個々のご両親の考え方によるところが大きいというふうには思います。受け入れ側の農家としては、何か査定されているようで、非常に苦しいようなところもあろうかと思いますけれども、中に立っている市として、向こうの親御さんに絶対に来るなというようなことも申し上げられないし、来てくれというようなことも申し上げられないということは、ご理解いただきたいというふうに思います。ホテル業なんかであれば、付随して親が来てくれれば宿泊がふえるということで、喜んでいるというような地域もあるというふうに聞いております。その辺総体的な中で考えていただければということで、ここのことについては受け入れ側で目をつむっていただければというふうに考えておりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(斎藤貢君) 松浦議員。               〔4番 松浦富士夫君質問席〕 ◆4番(松浦富士夫君) それで、関連するのですけれども、親御さんたちが来るということは、市が住所、名前を公表しているということなのですけれども、子供たちの宿泊先を事前に公表するのは市と学校だけにして、親御さんには体験終了後でいいと思うのですけれども、市の考え方はどうですか。 ○議長(斎藤貢君) 三宅農林水産課長。 ◎農林水産課長(三宅政一君) 市としては、学校あるいは仲介の業をとってくださる旅行業者にしかお名前は申し上げておりません。学校側のほうで、子供たちが泊まるところをここですよといったものを子供がうちへ帰ってお話しするというところまで規制をかけるということは、ちょっとできないというふうに考えていますので、その辺のところはご理解いただきたいと思います。あくまでも市は学校並びに旅行業者にだけしか申し上げていないということであります。 ○議長(斎藤貢君) 松浦議員。               〔4番 松浦富士夫君質問席〕 ◆4番(松浦富士夫君) では、3番目についてですけれども、ことしのさっき言いましたけれども、カビ臭の話なのですけれども、カビ臭の話のあれは東京の子供さんでした。確かに来年から、また名前をかえてやるわけですが、今度1月に一回閉鎖してやると、今度開始するのがまた6月かその辺の梅雨時になると思うのです。そうなるとまたカビ臭がもっとひどくなる可能性が大きいと思うのですけれども、そういう対策は必要だと思うのですけれども、どのような対策をとっていくつもりですか。 ○議長(斎藤貢君) 三宅農林水産課長。 ◎農林水産課長(三宅政一君) カビ臭いというものは、パークホテルのほうが強いかなというふうに思っています。1月12日に今回休止いたしました後については、一部トイレのクロス等の張りかえ、あるいは玄関ホール、それとレストランであるこのはずくの床、今こういうじゅうたんといいますか、そういうものになっておりますので、簡単な今度セルフ方式になります。その関係もあるので、汚れてもすぐ掃除ができるような形にさせていただきたいということと、便所がちょっと汚らしいという感じもするということなので、そこを改修させていただきたいというふうに思っています。それで、営業開始については、4月1日から予約が入っておりますので、4月1日から開館いたします。当然その前には、半月以上前から施設についてはオープンにした中で、空気の流通をよくしてカビ臭さ等の除去に努めてまいりたいというふうに考えておりますので、6月ころまで待って行うということではなく、4月から学校等のオリエンテーリング等もございますので、それらの活用を図った中で、何とか宿泊者数の増加を図りたいというふうに考えております。ツーリズム、それから教育旅行、それから合宿等を主体とした中で進めさせていただきたいということでありますので、ご理解お願いいたします。 ○議長(斎藤貢君) 松浦議員。               〔4番 松浦富士夫君質問席〕 ◆4番(松浦富士夫君) カビ臭の問題は、子供は特に敏感ですので、よくやってほしいのですけれども、そうすると部屋も環境をよくしてということになると思いますけれども、それで最後の総評のほうなのですけれども、総評のほうで農畜産物の販売の増加という面に対しては、ことしはどのくらいのメリットというか、販売額があったのですか、体験学習に関してだけで、大体でいいですけれども。 ○議長(斎藤貢君) 三宅農林水産課長。 ◎農林水産課長(三宅政一君) 今回の関係での販売高というものについてでありますけれども、今回市外から来ていただいたのは2校プラス粟島浦1校です。ということで、あとは市内の小学校という形でありますので、農産物の販売高の売り上げ増には直接あまりつながってはいないかなというふうに考えております。東京の子供たちにとっては、1年あるいは2年、3年後になってからのリピーターという形になっていただければいいかなというふうに考えております。8月に来て、もうすぐぱっと物を買いに来るというふうになってくれれば一番うれしいのですけれども、なかなかそうはならないかなというふうに思っております。ただ一部の農家には、お米を売ってくださいということで連絡が来たというような話も聞いておりますので、少しずつではありますけれども、農産物販売にはつながっているものでないかなというふうに考えております。 ○議長(斎藤貢君) 松浦議員。               〔4番 松浦富士夫君質問席〕 ◆4番(松浦富士夫君) では、今後に向けて問題点もあったわけですので、それを踏まえてことしもまた頑張ってやっていただきたいと思いまして、では最後の質問に移ります。  スポーツ少年団について2点お伺いします。1点目に、スポーツ少年団に市はどこまで関与しているのか、伺いたいと思います。胎内市は、昭和45年6月、旧中条町時代にスポーツ都市宣言をし、ことしで38年の年月が経過しております。スポーツ少年団創立は、スポーツ都市宣言するよりも2年早く、40年目の記念の年になりました。今の各小学校区で行われているスポーツ少年団の練習風景などを見ていますと、私の子供が小学校時代と全く違い、学校側から先生は一人も参加していません。現在は、それぞれのスポーツの指導者、親御さんたちで、子供たちに対してスポーツの指導に当たっています。各競技スポーツを重視するのも大切ですが、将来子供たちが生涯のスポーツとして行っていく上でも、小学校時代に基礎をつくる大事な時期ではないでしょうか。父兄の中では、スクールバスになったのは安心、安全の立場から見ればよいことだと思いますが、しかしいったん学校の授業が終わり、スクールバスで家まで帰ってから、また父兄などがそれぞれのスポーツ少年団の活動をしている学校などに送り迎えをしなければならないから困っているなどという意見も聞かれます。活動に送迎している親の負担も大きいものと考えられます。そして、スポーツ少年団に参加したい児童も、参加させたい親も、送り迎え等などの負担となって、活動を制限されている子供たちも多いと聞いております。  少子化により子供たちが減少し、このままでは胎内市のスポーツの未来を担う大切な子供たちの体力は低下し、スポーツ少年団自体の活動も危惧されると思います。市も学校側も、もう少しスポーツ少年団に対しての見直しを図っていかなければならないと思います。これから市は、このスポーツ少年団をどう見ていくのか、どこまで関与しているのか、お伺いしたいと思います。  次に、2点目といたしまして、現在市に何人の認定スポーツ少年団指導員がいるのか、また指導員は各団体へ適正に配置されているのか伺います。認定指導員に認定されるのには、2日間の講習、けがなどに対応するための基本的な救急法など、個々の体力などを知るための体力測定方法などの実習を行わなければなりません。私も子供が小学校時代に受験した経験があります。現在は変わっているかもしれませんが、その当時は認定指導員が各小学校区、種目別スポーツ少年団に1名以上登録されていなければ下越大会規模以上の大会に出られない規定がありました。旧中条町時代にもかなりの指導員の方が登録されていました。この議会の中にも現在も指導員として活躍されている人がいますが、現在胎内市には何人の認定スポーツ少年団指導員の方が登録されているのか、またその指導員の方は各学校区のスポーツ少年団、種目別スポーツ少年団に適正に配置されているのかを伺いたいと思います。よろしくお願いします。 ○議長(斎藤貢君) 小野教育長。               〔教育長 小野達也君登壇〕 ◎教育長(小野達也君) スポーツ少年団関連のご質問にお答えします。  初めに、スポーツ少年団に市はどこまで関与しているかということでありますけれども、スポーツ少年団はスポーツを通じて子供たちの健全育成を願う自発的なグループであり、スポーツ少年団内に執行機関である本部委員会が設置、組織され、そこで決議された事業を事務局が実施、運営しているものであります。現在市は、中条体育館に市職員1名を配置し、体育協会事務局とあわせまして、このスポ少事務局をサポートしており、各種スポーツ事業を展開しているところであります。  次に、指導員に関するご質問でございますけれども、現在スポーツ少年団、市内には39団体、1,100名の団員が登録されております。このスポーツ少年団に49名の認定指導員が登録されております。ただ、指導員の配置ということになりますと、市やスポ少の本部が行っているわけではなく、各少年団の自発的な運営にゆだねられているところであります。少子化や指導者不足という問題に対しましては、先ほど八幡議員にもお答えしたとおりでありますけれども、スポーツ少年団内に組織されている指導者協議会と連携をとりながら、対応を検討していきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  以上であります。 ○議長(斎藤貢君) 松浦議員。               〔4番 松浦富士夫君質問席〕 ◆4番(松浦富士夫君) さっきも言いましたけれども、親御さんたちの負担は、送迎もそうなのですけれども、用具代などの金銭的な負担もかなりふえています。市として、今後を担う子供たちに用具代などの名目の補助といいますか、助成ということはできないものですか。 ○議長(斎藤貢君) 小野教育長。 ◎教育長(小野達也君) 今のところは考えておりません。といいますのも、やはりスポーツ少年団というのは、今も申し上げたとおり単位スポーツ少年団として動いていただいている、あくまでも競技スポーツを主とする私は団体だというふうに認識をしております。むしろ市全体で子供たちの体力づくりをどうしていくのか、またそれをどういうふうに支援していくのかということは、教育委員会のサイドでやはり考えていかなければならないことではありますけれども、やはりスポーツ少年団は個々の団体の独自性を私は十分発揮していただけるよう、またそういうことをお願いしていきたいなというふうに思っております。 ○議長(斎藤貢君) 松浦議員。               〔4番 松浦富士夫君質問席〕 ◆4番(松浦富士夫君) 今単一スポーツ少年団といいますけれども、小学校区スポーツ少年団も単一少年団という見方にとっておるんですか。               〔「そうです」と呼ぶ者あり〕 ◆4番(松浦富士夫君) そういうふうに見ているんですか。わかりました。では、親御さんも送迎もそうなのだということなのですけれども、スクールバスの時間を変更せいということは当然無理な話なので、それは言いませんけれども、今後市としても親御さんの負担をなるべく軽減するような形を検討していただきたいと思いますけれども、それは教育長、できませんか、検討は。 ○議長(斎藤貢君) 小野教育長。 ◎教育長(小野達也君) 今ほどもお話し申し上げた、市の教育委員会がやる事業、今実際に行われているのが市の放課後スポーツ教室というのがありますけれども、そういったものについては全校の児童生徒が取り組んでいただいておりますので、通学バスなどを利用する、活用するというようなことは既にしております。先ほども少し触れましたけれども、放課後子供教室であるとか、それから今後考える地域支援本部が行う、そういった学校単位の取り組みなどについては、できる限りの協力はさせていただきたいというふうに思っております。 ○議長(斎藤貢君) 松浦議員。               〔4番 松浦富士夫君質問席〕 ◆4番(松浦富士夫君) わかりました。では、そういうふうにできたらお願いしたいと思います。  以上で終わります。 ○議長(斎藤貢君) 以上で松浦富士夫君の質問を終わります。  お諮りします。ここでしばらく休憩したいと思うが、ご異議ありませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(斎藤貢君) ご異議ないので、3時まで休憩いたします。               午後 2時46分  休 憩                                                          午後 3時00分  再 開 ○議長(斎藤貢君) 休憩前に引き続き会議を再開します。 ○議長(斎藤貢君) それでは、赤塚タイ君の質問を許可します。  赤塚議員。               〔19番 赤塚タイ君質問席〕 ◆19番(赤塚タイ君) 先ほどの松浦議員と重複するところが多くありますが、私も通告しておりますので、通告どおり質問させていただきます。  まず最初に、グリーンツーリズムについてお伺いいたします。吉田市政が誕生して3年、自然が活きる、人が輝く、交流のまちを掲げ、苦難の道を歩み始めて今日まで正道の道を一歩ずつ進んできました。また、明るい話題が聞こえなかった中、胎内市の財産でもある観光施設を巻き込んだグリーンツーリズムの推進、特に7月下旬、東京江戸川区の中学校2校、合計500人以上の生徒を相次いで受け入れ、田舎暮らしと農山漁村体験の場を提供したことは、吉田市政の大きな成果の一つであると思います。  7月24日、西葛西中学校2年生11人が日帰り体験で、長池直売所にやってきました。私も受け入れ側の一人として生徒たちと接する機会に恵まれました。バスからおりた一人が、「どこへ行っても広いんですね」のあいさつでした。作業体験はもちろん、見るもの、聞くもの、食するもの、すべてに感動の連続でした。自分の栽培した作物がこんなに喜んで感動してくれるとは、反対に私は感激をし、都会の子供たちからパワーをもらうことができました。日ごろ暗いニュースの多い田舎に、このときばかりは久しぶりに明るい農村になった気がいたしました。生徒たちからお礼の手紙が届いております。3通ほど読んでみたいと思います。  「いろいろなことを体験させていただき、本当にありがとうございました。とれたてのスイカの味、トマトの丸かじりの味、バーベキューの味、どれも都会では味わうことのできない貴重な味だったと思います。こんな貴重な体験をさせていただき、本当にありがとうございます。私は、この体験を一生忘れません」、「林間学校の農業体験のとき、お忙しい中、本当にありがとうございました。僕たちはブドウにかさをかける作業をやらせてもらいました。1個1個は手間の要らない簡単な作業でしたが、その作業を何十回、何百回やるととても大変な作業だと思いました。農家の人たちの苦労がよくわかりました。昼はバーベキューでたくさんのものを焼いてくださいました。どれもとても新鮮でおいしいものばかりでした。とても東京では味わうことのできない味でした」、「農業体験の一日、貴重な体験をさせていただき、本当にありがとうございました。イチゴのビニールハウスを初めて見たことやおいしかったお昼御飯など思い出がいっぱいです。家出したらいつでもおいでと言われたとき、本当に東京に帰りたくなくなりました。また、新潟のリップルの皆さんに会いたいです。お体に気をつけて元気でこれからも頑張ってください」、このように一人一人の手紙を読んでいますと、私はつい胸が熱くなるのを覚えました。また、同じように受け入れた人から、この火種は消さないで続けてほしいという声が聞こえてきました。  そこで、お伺いいたします。市長は、地域おこしの一つの手法として、今後もグリーンツーリズムを推進すると、さきの定例会で報告しております。今定例会においても、ホテルを改造し、受け入れ態勢を整えると説明がありました。21年度からの受け入れはどのようになっているのか、具体的な計画等ありましたらお伺いいたします。 ○議長(斎藤貢君) 吉田市長。               〔市長 吉田和夫君登壇〕 ◎市長(吉田和夫君) 先ほど松浦議員からも同様のご質問がありましたが、より具体的な推進計画についてお答えいたします。  グリーンツーリズムの目的は、人と人との交流により農山漁村の活性化を図っていくことでありまして、そのためには交流人口の拡大が必須になることから、ワーキングホリデーや大人のツーリズム企画を国、県の関係機関と連携しながら、積極的に啓発してまいりますし、小中学生の教育旅行に関しましては、市独自の営業活動を行うとともに、首都圏の大手旅行業者との協調関係を構築したいと考えております。また、農村体験を始めとする受け入れ態勢の土台は既に構築されたと認識しておりますが、今後はリピーター及び新規滞在者を確保するため、質的に向上していく必要があると考えておりまして、そのため来年3月に東北ツーリズム大学胎内分校の開校を計画しております。  この東北ツーリズム大学は、東北地方の農山村で培われてきた多様な地域資源を生かしながら、都市住民と農村住民がそれぞれの生活に役立つ知恵やわざを学び、人と人とのつながり、さらには地域間ネットワークをつくることを目的に企画されたもので、岩手県遠野市を本校として、現在宮城県東松島分校、それから福島県喜多方分校、会津坂下分校が開校しております。これらの大学は、グリーンツーリズムの実践者や推進市町村関係者等が参集いたしまして、テーマを決めた中で研究や議論を通じ、地域資源を生かしたまちづくりを進める人材育成を目指した創造的な交流の場でもありますことから、胎内分校におきましても胎内市独自の研修会や研究会を開催することによりまして、グリーンツーリズムの担い手となる人材を育成していきたいと考えております。また、ハード面では、現在の胎内パークホテル、ニュー胎内パークホテルを一部改修し、青少年を中心とした学びの場として有効に活用していく計画であります。  いずれにしましても、心新たに、より上質な受け入れ態勢を構築してまいりますので、議員各位からもさらなるご協力のほどお願い申し上げます。よろしくお願いいたします。 ○議長(斎藤貢君) 赤塚議員。               〔19番 赤塚タイ君質問席〕 ◆19番(赤塚タイ君) 今ほどはいろいろと計画が報告されましたが、その計画が必ず実のなるように、私らも協力しながらやっていきたいと思いますが、そこで先ほどの松浦議員の質問の中で、それでは来年度受け入れ校はあるのかということの質問に対して、学校側としては今時点ではないと、新年度になってから学校主任が主体となって契約に入るのだというようなお話がございました。  そこで、お伺いしますが、今年度江戸川区の区立西葛西中学校250名、篠崎第二中学校250名余りが本市に体験に来ましたが、この学校に対して契約、当然中に旅行社がいるというお話ですが、契約はいつの時点でなされたのか、お伺いします。 ○議長(斎藤貢君) 三宅農林水産課長。 ◎農林水産課長(三宅政一君) 本年参りました2校につきましては、契約というようなものは取り交わすということではございませんけれども、決定したのは昨年8月ころということで、約1年前であります。通常学校の教育旅行、林間学校等でありますけれども、決まるのは9月から10月というのが原則となっております。近くなれば、東京からでなくて、新潟とか近くになればなるほど、その期間が12月になり、1月になるという形の中で、おくれてはまいりますけれども、東京からということになれば10月ころまでが限度かなと、遅くても11月かなというような感覚は持っております。ですので、本年来ました2校につきましては、21年度は恐らくだめであろうというふうに考えております。ただ、いつまでもそういうふうに手をこまねいているというわけにはまいりませんので、首都圏の教育旅行関係については、22年度については新たな学校が来てくれるそうだというような感触は得ております。違う学校ではありますけれども、そういう感触も得ておりますので、ぜひ来てもらえるように営業活動を強化してまいりたいというふうに思っています。  21年度については、新潟市のほうから数校、今最終的な詰めの段階に入っております。新潟市といっても中心部から北側のほうの学校ではありますけれども、数校来ていただけるという見込みが今現在あります。 ○議長(斎藤貢君) 赤塚議員。               〔19番 赤塚タイ君質問席〕 ◆19番(赤塚タイ君) そうすると、今回みたいに都会のど真ん中から来ていただいて、そして私らと触れ合った中に、お互い子供たちも今ほど私が手紙を朗読しましたが、子供たちの感激と受け入れる私らの本当に、わあ、さわやかなパワーをもらったねという、そういう出会いが何か21年度は期待できないと、新潟市のほうから来るというお話ですが、そこでちょっとお伺いしますが、今回我が市に来た2校のところへ、両校へ訪問したという先ほどの課長の答弁がありましたが、これは体験終わってからの訪問ですか、それともその前の訪問だったのか。もし体験終わってからであれば、どのような現場の学校側の感想等お聞かせいただければと、それともしその前であれば、前の心配の様子等の現場の声などありましたら、お伺いしたいと思います。 ○議長(斎藤貢君) 三宅農林水産課長。 ◎農林水産課長(三宅政一君) 先ほど申し上げましたのは、体験が終わった後、8月の後半に行ってまいりました。こちらに来ていただいたときの団長である副校長並びに担当の教員という方々とお話をしてまいりました。非常に学校側としてはよかったというお話をいただいてまいりまして、我々としても心強く思ったわけでありますけれども、その方々と今の1年生の担当の先生方との間では、一般的にいうところの引き継ぎというようなものは特段ないという形になっていますので、その年、その年での新たな旅行社との契約で、新たな場所へ向かうと、目的も違った中でやるというようなものもありまして、1年来ていただいたから、すぐ2年目もという形ではいかなかったというのが実態です。そのほかにも、できるだけ来ていただきたいということで、人を介した中での営業活動等も行ってきているわけですけれども、今現在まだ実を結んでいないという段階でありますので、はっきり申し上げて21年度はことし来ていただいた2校については見込みはとれないかなというふうに感じております。  なお、2校が来る前にも連絡あるいは体験メニュー等の関係もございますので、うちの担当等は学校のほうへは訪問した中で、連携を密にしながらやってきております。今後いかなる教育体験のものについては、いずれのものであっても事前、事後というものは大事にしていきたいというふうに考えております。それがリピーターにつながり、継続的な体験につながってくるというふうに考えておりますので、ご理解をお願いいたします。 ○議長(斎藤貢君) 赤塚議員。               〔19番 赤塚タイ君質問席〕 ◆19番(赤塚タイ君) 今回私らグリーンツーリズムに農家体験に来ると、必ず民泊と想像していたところ、日帰り体験ということで、私らの地区は最高に忙しい時期ですので、なかなか民泊は受け入れられないのですが、日帰りということで思いっ切り、あのとき11人来ましたけれども、受け入れたら意外と想像しているよりも、すごくさわやかな気持ちになりまして、それでこういう日帰り体験であればいつでもお受けしてもいいねという声が結構あちこち、私らの地区だけでもありません。営農組合のあたりの人の話を聞くと、こういう日帰り体験ちょっと時間は少ないのだけれども、すごくいい体験させてもらったから、利益がどうあった、何がという、そういう問題ではなくて、すごくコミュニケーション、明るい豊かな気持ちになれたということを言っていましたので、もしこれからいろんな体験がなされる子供さんたちがおいでになると思いますが、そういう部分において、今受け入れ側が82戸で、将来的には100軒ほどを目標にしているということですので、今回は都会での受け入れは望めないとしても、やはり私はそういう受け入れの皆さんをふやしたいという気持ちがあるならば、今のこの状況をもし新潟市内の学校が決まりましたというようなことがあれば、即座農家のほうにいろんな生産組合なり、今回私ら直売所ということで声がかかったのですが、情報を提供してもらいたいと。  何かすごく今まで体験して4カ月過ぎました。いつになったら情報を提供してくれるのだろうと思っていました。この通告書を出しましたところ、6日の日、民泊した人たちの反省会が開かれたということでしたので、そういうことをもっと早く、皆さんが感激が冷めないころに反省会等あったらもっとよかったのになと思いしも、まず今の時期でやってくれたものと思って、私は一般質問もはてなと思いましたけれども、あえてお伺いしますが、そのときの雰囲気等もう一回お伺いいたします。 ○議長(斎藤貢君) 三宅農林水産課長。 ◎農林水産課長(三宅政一君) 民泊受け入れ農家の方々に先般お集まりいただいて、反省会ということでありました。最終的の民泊の受け入れが終わったのが10月の下旬ということであります。その関係で、12月上旬と、1カ月以上あいているのではないかということもありますけれども、その間にアンケートをおとりしたりしながらやってきたということで、少し遅いと言われればそうかもしれませんけれども、順調に推移した中での反省会でなかったかなというふうに考えております。出席していただいた方々からは、どうであったかと、要は受け入れた子供たちのことが非常に話題になっておりました。市内の子供たちを受け入れた農家にあっては、その後私のうちに遊びに来たよとか、お父さん、お母さんとも一緒にまた来てくれたよというような話もございましたし、また先ほどからお話のあります東京の子供たちの話もされておりました。また、受け入れる前は疑心暗鬼なところも多分にあったけれども、受け入れてみたらそうでもなく、楽しくやることができたというようなことで、出席された方々につきましては、今後も受け入れを行っていただけると、積極的に行っていただけるというふうな感触は得ております。  反面、今ほど申し上げましたとおり首都圏からの子供たちが来ないということに対しての苦言をいただきましたので、そういうことのないように、今後は旅行社等とも連携を図りながら、22年度以降についてはそういうことのないように進めさせていただきたいというふうに考えております。よろしくお願いいたします。 ○議長(斎藤貢君) 赤塚議員。               〔19番 赤塚タイ君質問席〕 ◆19番(赤塚タイ君) せっかく市長も公約の第1号に掲げて今日来ておりますので、私もそのままことしも来ていただけるものと、私の心の中にはそういうふうに思って、きょうちょっと残念な話が控室で聞こえましたので、新潟市から来ますので、そのときまた新たな気持ちになって受け入れをしたいと、そういう意味で私は市の側のほうも情報を提供し、例えば私ら農村女性アドバイザーとして1月24日ですか、胎内市の婦人、農村女性の役割というような感じで、女性が集まって集いをやるのですが、そのときやっぱりせっかく受け入れをするに当たっては、女性が一番大変なのです、男性よりも。来るまでの心配、来てからのごちそう、いろんな面で女性が一番大変ですので、その集いに対してひとつ経験者がいっぱいいるので、受け入れた側を皆文書出して出席していただいて、農家体験の反省会というか、懇談会をしようではないかということで、今煮詰めておりますので、どうか行政側もいろんな面でそういう情報を発信していただきたいと思います。やってみて、やっぱり案ずるより産むがやすいということがあるが、その言葉どおりだねと、心配しているよりも、まず実行だというお話をいろんな方からいただいております。松浦議員からいろんな心配もありましたが、受け入れ側として見ればもっと大きな心を抱いて、自分の子供、孫、子供を育てる気持ちで受け入れる気持ちを構築するのも大事だと思いますので、これからもどうか行政と農家と受け入れ側と連携を密にして来年度以降も成功できますことをご祈念申し上げまして、次の質問に移りたいと思います。  次に、教育環境についてお伺いいたします。昨年来、悪臭公害に悩まされ続けた築地地区、今どきの時代、悪臭に悩まされていることは胎内市の恥と言われても、過言ではないでしょう。少しは改善されたとはいえ、いまだ押し寄せてくる悪臭、このような環境の中、築地中学校156名、築地小学校284名、ついじ保育園167名が、合計607名がこの地区で教育を受けております。教育の現場から聞こえてきます。窓をあけてさわやかな空気の中で勉強したい。せめて給食のとき、窓をあけて食べたい。暑い中、窓をあけることのできない現状を知ると、食堂にエアコンを設置してほしいと声を出さずにはおれません。昨年の12月議会において、森田議員も同じような質問をし、保健室とコンピューター室に設置されましたが、食堂までには至りませんでした。高額な費用が必要とも聞いておりますが、給食のときくらい環境を整えてやるべきと思いますが、教育長のご所見をお伺いいたします。
    ○議長(斎藤貢君) 小野教育長。               〔教育長 小野達也君登壇〕 ◎教育長(小野達也君) 教育環境についてご質問をいただきました。悪臭については、教育委員会が原因者ではないということはもちろんなのですけれども、非常に今関心が高い事案だなということを、この議会でも何回か質問をいただきまして、私もその認識を新たにしているところであります。  前回も質問いただきましたので、その設置状況についてですけれども、大長谷小学校と築地中学校につきましては、設置工事を実施したところでございます。各学校、校長室、それから職員室、保健室、コンピューター教室、用務員室等にはすべての学校にエアコンが配備されているといったことになります。ただ自然環境の変化により、エアコンの必要性が高まっていることもありますし、各学校の設置状況や地域の実情、まさに今の地域の実情があると思います。また、学校間のバランスなども考慮しながら、必要に応じ計画的に設置をしていきたいと考えております。このような計画作成においては、各学校から要望を上げていただき、優先度順に反映させておりますし、財政状況を加味しながらできる限りの対応をさせていただきたいと思いますので、ご理解をいただきたいというふうに思います。  以上であります。 ○議長(斎藤貢君) 赤塚議員。               〔19番 赤塚タイ君質問席〕 ◆19番(赤塚タイ君) この件に関して、私、小学校も回ってきましたら、小学校の校長先生のおっしゃるには、私らのほうは設備が整っているので、それ以上のわがままは言われませんので、ぜひ築地中学校は食堂はエアコンを入れてもらったほうがいいですよ、入れてくれるように頼んでくださいと、校長先生からもエールをいただいてきました。ぜひ教育長のできる限りの前へ進んでいただきたいということをお願い申し上げまして、次の質問に移りたいと思います。  次に、学級編制についてお伺いいたします。教育基本法のもと、教育の機会均等の理念に立って市内の学校に特別支援を要する児童生徒に介助員を配置していただいていることに、現場から大変助かるというお言葉をいただいてきました。特に胎内市は、この点近郷においては一番行き届いていると思いますともおっしゃっておりました。私も現場に触れ、なるほどと感心してきました。今少子化に伴い、現行法の40人学級が大変厳しい状況に置かれているように感じられます。1クラスになるのか、2クラスになるのか、保護者の不安は当然だと思います。学校においては、大変なところも見受けられるとお聞きしております。  そこで、学級編制に当たっては弾力的な運用はできないものか、教育長のご所見をお伺いいたします。 ○議長(斎藤貢君) 小野教育長。               〔教育長 小野達也君登壇〕 ◎教育長(小野達也君) ただいまのご質問にお答えします。  学級編制につきましては、標準法、これ長い名前になるのですけれども、公立義務教育諸学校の学級編制及び教職員定数の標準に関する法律と、これで規定された数を標準として、各都道府県が1学級の児童生徒の数の基準を定めることとなっております。新潟県の教育委員会では、平成21年度の学級編制基準を通常学級においては、小中学校ともに1学級の児童生徒の数を40人以下とすると定めております。ただし、小学校の第1学年、第2学年、低学年ということになりますけれども、県教育委員会に協議し、同意を得ることにより32人以下の編制にすることが可能とされております。全県で低学年は32人というような設定になっております。そのほか、複式学級の複式編制の変更等の場合についても、同様に県の教育委員会の同意を得れば可能であります。  1学級の児童生徒数につきましては、述べたとおりの基準となっております。しかしながら、当該学年の児童生徒数が40人と41人とでは、ご指摘のとおり学級が1学級から2学級編制になるわけでありまして、わずか1人の差で40人学級であったり、片方21人または20人学級になるというような大きな違いが出てまいります。小学校1学年、2学年における32人学級編制は、個々に応じたきめ細かな教育が推進できる上、大きな効果を上げておりますことから、胎内市教育委員会ではその効果をさらに第3学年以上、小学校の3年生以上においても望んでおりまして、少人数学級編制の実現に向け、今後とも引き続き県のほうに要望してまいりたいと思います。  また、学級編制にかかわる個々の学校の特別な事情につきましては、今後学校や県教育委員会と協議を深めながら、最も望ましい学級編制のあり方を考えてまいりたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  以上であります。 ○議長(斎藤貢君) 赤塚議員。               〔19番 赤塚タイ君質問席〕 ◆19番(赤塚タイ君) ご答弁ありがとうございました。なかなか難しい問題ではありますが、やはり学校での現場での先生方といいますか、その声を大事にし、目的は子供たち、生徒たちが安心して授業のできるような教育環境をつくっていただければということを私は切望して、私の質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(斎藤貢君) 以上で赤塚タイ君の質問を終わります。 ○議長(斎藤貢君) これで本日の日程は全部終了しました。  なお、次の本会議はあす午前10時から引き続き一般質問を行います。  本日は、これをもって散会します。  ご苦労さまでした。               午後 3時35分  散 会...